兵庫県から選ばれたってことで、名誉あることだとすごくうれしかった!
友達は「行くの?」「行くんでしょ?」って、そりゃあ応援に行きたいけど、
たぶん人がいっぱい集まるだろうし、光ちゃんの姿を見れなかったら
行く意味がないじゃない? 迷ったけれど、やっぱり行くことにしました。
どうしても行きたくなったから。行かないと後悔すると思ったから。
警備に200人用意するって聞いて、光ちゃんが無事に走れるかが心配になってきました。
いちおう、走るコースはわかってたので、前日から行って徹夜することに決めました。
どうせ、行くんだったら光ちゃん見たいもん。
13日にバイトが終わって、東京駅へ。新幹線で22:00に新神戸に到着。
大阪・京都は行ったことあるけど、神戸は初めてです。
兵庫県自体に足を踏み入れるのは初めて。
光ちゃんが育ったところなんだよね! ドキドキ。
新神戸には和歌山の友達が迎えにきてくれました。
新神戸から地下鉄で三宮、そして新開地へ。
初めての土地なので迷ってしまった(^^;)。
阪神・阪急とか乗り入れしててよくわかんないのよ。


まだそんなに寒くはなかった。
神戸の街は震災のつめあともなく、普通の都市に感じました。
ここまで復興させるには大変な苦労があったんだよね。
新開地はスタート地点。中継地点付近で見ようということで、
大開の駅まで下調べもかねて約1km歩きました。
ここを明日の昼に光ちゃんが走るんだって思うとワクワク。
でもほんとに光ちゃんが走るのか、ちょっと半信半疑。
もう徹夜組みがチラホラ。でも、スタート地点に10人いるかいないか。
中継地点付近にはすでに20人くらいはいたかな。
みんなレジャーシートやカイロ、防寒に備えてかなりの重装備。
私は何も用意してなくて普段着。
この日のためにニット帽と厚手の手袋は買ったけどマフラー忘れちゃったよ。
とりあえず、中継地点手前の場所を確保(最前列)。
下に敷くものもないし、新聞なんて敷いても 地面の冷たさがお尻に伝わってくる。
友達がゴミ収集所から、まとめて捨ててあったダンボールを拾ってきた。
何枚も重ねて敷いたら、結構イケル。
友達に貼るカイロをもらって腰に貼ったけどこれもいい!
ここで朝まで、何しよう? 持ってきた携帯ラジオで「どんなもんヤ!」聴いて、
友達とKinKiのテープ聴いて、東京で留守番の友や大阪の友にメールしたり、
持ってきた切り抜きや写真を見せ合って…。
もう少しゴール寄りには、別の友達2人もいたからそこを行き来したり。
でもひま。ひまな分、寒さが身にしみます。
中継地点付近って、一歩奥に入ると歓楽街になってて、
そこの呼び込みのおじさんとか、変な目で見るの。
友達は酔っ払いに絡まれちゃって大変(笑)。
通りすがりの人は変な目で見ていく…。
若いお兄さんに「何かあるの?」って聞かれて「聖火ランナー」って答えると
「誰がくるん?」と聞かれ、「堂本光一くん!」って答えると
お兄さんは驚いて「めっちゃファン??がんばってね!」って、励ましてくれた。
私は夜は強いから、徹夜も平気。
でも友達はちょっと眠そう。それよりも、寒くて眠気もぶっ飛ぶよ。
2:00くらいから厳しくなってきた。
コンビニ(ローソン)で時間つぶしても、そんなに寒さしのぎにはならないし。
早く夜が明けてくれることを祈った。
途中でおなかが空いたし、友達とロイヤルホストに1時間半ずつ交代で入った。
それで、身体も暖まった。あれがなかったら、耐えられなかった。
ダンボールをもっと持ってきて、周りを囲ったらだいぶ寒さが違ったの。
すっかり路上生活者になってました。でも、ほんとにダンボールは暖かい!
5:00~6:00くらいにうっすらと明るくなって、車の通りも少し多くなりました。
このあたりから始発組が、ぼちぼち増え始めました。
早朝から働いてる土方のお兄さんたちがローソンで朝食買ってたり、
バスが走り出したり、1日の始まりって感じ。
でも、曇っててちょっと天気が心配。
雨が降ったらやだなぁ。光ちゃんが濡れるじゃない。
光ちゃんに会えるまではあと6時間もある。きっとここからがつらいのよね。
応援用にうちわ持ってきたけど、コンビニで買ってきた画用紙を張り合わせて
横断幕を作ることにした。
走ってる光ちゃんを応援したかったから、
「兵庫の星 堂本光一 がんばれ!」っていうの、その場で作りました。
周りの目なんて気にしてられない。横120cm×縦90cmくらい?
いやぁ、恥ずかし。光ちゃんの目に留まればというより、
とにかく光ちゃんにがんばってほしいって気持ちが強かった。
8:00くらいから、周りや沿道に人が増え始めました。
私たちの城である(笑)ダンボールもそろそろ撤去かな。
近くの街灯に立てかけておきました。
ほんとに光ちゃんがここを走れるのか やっぱり不安。
それより光ちゃん、ここに来れんのかな?
沿道の人が多すぎて中止とか、コース変更にならなきゃいいけど…。
9:00くらいに警備のお兄さんがぞろぞろ現れました。
光ちゃんがここを走るって証拠だよね。
自分に言い聞かせて 妙に緊張してきた。
警備の人からさっきのダンボールをどけろって言われて、
どこに捨てればいいか聞いてもわからないって言われる。
街灯にいた子たちも 場所取りしたいから「私たちも邪魔なんです」って文句言う。
8:00過ぎに来た子たちに、昨日の23:00からいた私たちのツラさなんてわかんないでしょ?
ちょっとムッとした。
ダンボールの捨て場がないので、下に敷いた。踏み台代わりで案外いいかもしれない。
10:00~11:00には、TV局のカメラが私たちを映してたり、
関係者の人が増えてきました。
沿道にはロープが頑丈に張られて、関係者から 後ろの人が見えないから、
最前列の人はなるべく座るようにって言われたの。
でも、私たちは座らなかった。目の前に警備のお兄さんが立ってるから
座ったら何も見えないし、座ると後ろから押されてつぶされて危険だよ。
それにしても、沿道に集まってる人々の手にはみんなカメラが。
光ちゃんの写真を撮りたいのはわかるけど、応援しに来たんでしょ?
写真撮りに来たの? こんなとこで写真撮ってもキレイに撮れないよ。
どうせワイドショーやスポーツ紙で取り上げられるんだし、
せっかくだからちゃんと光ちゃんを応援しようよ!
私と友達はカメラのレンズを通してでなく自分の目で光ちゃんの走る姿を見たかった。
そして、光ちゃんに聞こえるように精いっぱい声援を送りたかった。
それから、関係者から沿道の人々にジョージアの青い旗(紙製)が配られる。
だんだん緊張が高まっていきます。
12:00すぎ。光ちゃんが走る時間がせまってくるにつれて、
周りの人がカメラ撮影のためのポジションを探しはじめてて…。
悲しかった。光ちゃんが見世物みたい。
そんなことを気にしつつ、もう不安と緊張でドキドキ。
そんなに寒くないのに震えがとまらないの。
光ちゃんが無事に走れますように。
光ちゃんをちゃんと応援できますように。
12:30すぎ。いよいよ、光ちゃんがやってきます。
どこからか黄色い声は聞こえるけど、光ちゃんの姿は見えません。
光ちゃん、どこ????
かなりパニクっていました。
座ってた最前列の人も立ち始めました。後ろからも強い力で押されて、
ロープにつかまってないと倒れてケガするような勢い。
私が倒れたらきっと将棋倒しになるね。倒れないように踏ん張った。
やっぱり立っててよかった。横断幕はこの状態じゃ広げられそうもない。
せっかく作ったけど使わないことにしました。…ほんとは勇気がなかったの。
TV中継のようなマラソンランナーをイメージしてたから
ずっと遠くからでも光ちゃんの姿が見えると思ってたのに、前に先導車が走ってたから、
ほんとに近くじゃないと光ちゃんの姿を捉えることはできませんでした。
しかも一瞬…。
キャ~、光ちゃんが目の前を笑顔で走ってる!
めっちゃさわやかな表情。
髪はちょっとぺたんとしてる。たぶん走る前にキャップかぶってたんだろうな。
本物の光ちゃんなのに、どこか自分の目を疑ってるようなところあったかも。
私は左手にうちわを胸の位置で持って、右手はジョージアの旗を振りながら
「光ちゃ~ん! 光ちゃ~ん!」って声援を送りながら泣いてました。
光ちゃんの晴れ姿を見ることができて感激したのはもちろんだけど、
その場に自分が居れたこと、光ちゃんをちゃんと応援できたこと、
徹夜でがんばったこと…、そして光ちゃんが無事に走れたこと、
いろんな想いで胸がいっぱい。
光ちゃんが次の走者へ聖火を届けるまで そこで光ちゃんの背中を見守っていました。
そのあともしばらく涙がとまらないまま駅へ向かう。
沿道の人たちは、みんな中継地点に向かって歩いてたから、逆行する感じ。
「聖火ランナーは楽しかった。沿道のたくさんの人から励まされた」って
光ちゃんは言ってたけど、私は光ちゃんからたくさん元気をもらったよ!
神戸まで行った甲斐がありました。ありがとう、光ちゃん!!
ワイドショーやスポーツ紙では、沿道のパニック状態が大きく取り上げられて
みんなカメラ小僧のイメージをもたれてしまったのが、ちょっと残念。
私は違うもん!

あの天使のような王子な光ちゃんは忘れられません。
このレポ?ドキュメント? 読み返すたびにいまでも泣く。