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2009/07/26 (前回ネット書き込み日)

自身の思いをブログに書いていましたが、俳句を作り、新しく契約したネットに書き込みたいと思い、2009年から2014年まで写真俳句ブログを書いていました。事情がありすべて削除しましたが、上記日付はその当時ネットにアップした日付です。

 

15年前には、車であちこちの植木屋へ行っていました。そこで季節の花を見ることが楽しみでした。この7月26日は、鶏頭と会ってきたようです。燃え上がる炎のような、紅い鶏頭の花は子どもの頃からよく見ていました。

ただ、わたしが毎年心を引かれていたのは、カンナと朝顔でした。朝顔は種を巻き、花が咲いた後で種を取っておき翌年また咲かせます。カンナは球根ですので、道ばたや空き地に毎年咲いていました。紅いカンナが好きでした。前の年に紅いカンナが咲いたところを、夏になるとまた見に行っていました。

その頃、松島トモ子の「赤いカンナの花咲けば」がラジオから流れてくることで、紅いカンナに心が引かれていたのかもしれません。この曲は、作詞:西条八十、作曲:古関裕而でした。今日、初めて気づいたのですが、一番は子どもらしい歌詞なのですが、二番、三番の後半は、隠れた意味を持たせているのだろうかと思えてしまいました。この歌を童謡としてでは無く、ほかの想いで初めて聴きました。

そして「カンナの花よ」という歌もみつけました。作詞、作曲した人がYouTubeにアップしたのかもしれません。

 

『広島に原爆が投下されました。

もう草木も生えないと言われたその荒野に

ひと月後

一輪の花が咲きました。

「カンナの花」』

 

歌の内容説明の一部です。もし関心をお持ちになられれば、お聞きになってみてください。

URLです。

 

昨年、散歩をしているときに、紅いカンナが咲いているところをみつけました。けれど今年、同じ所に行ってみると、カンナはすべて消え去っていました。幻だったのかもしれません。

やはり、「幻視、幻想、幻覚、幻滅」なのかもしれません。

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園芸店に鶏頭の花が咲き誇る。

それは赤く燃え立つ火群。

幻覚。

 

幻視、幻想、幻覚、幻滅。

 

生きるとは、それのみか。

 

 

今日の一句

 

 鶏頭に焼きつくされし黒揚羽

   ケイトウニ ヤキツクサレシ クロアゲハ

 

 

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