感動した! | pancho's diary

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こんにちは。
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どうも、こんにちは。

今日は香港の中高生のスピーチコンテストに行ってきました。

$pancho in hong kong

毎年開催されているこのイベント、香港に来て初めて行きました。
出場者数もかなり多く、日本語がこんなに若者にまで浸透しているのに驚きました(これまで社会人学習者が70%を占めていた香港ですが、これからの香港における日本語教育の可能性をひめていると思います)

特に今回、スピーチの部門で2位に輝いた学習者のスピーチに感動しました!
彼は、語学学校で日本語を勉強しているそうなのです(なので、周りの学習者は社会人ばかり)!
それで、最初その学校に“転校”した時に、日本語もうまくなかったし、周りの社会人の学習者に受け入れてもらえるか心配だったそうなんです。それで、ある日の休み時間に「○○クン」と呼ばれ、簡単な世間話をして、受け入れられたと感じたそうです(コミュニティの一員になった瞬間ですね。日本語学習の学びの場というコミュニティでしょうか)。そんな彼も、日本語が上手になり、去年スピーチコンテストに参加し、周りの“同級生”(日本語を学ぶ語学学校の年配の友達)の応援などを受けて頑張れたそうです。
彼曰く、日本語は「知識」ではなく、「成長させてくれるもの」。このように学習者に日本語が位置づけられているのはとても興味深かったです。質疑応答でも、「なぜ日本語を勉強したのか?」という問いに対しても、「寿司」や「ドラえもん」といった身近なものから始めたと言っていましたが、こういう軽い興味や気軽な気持ちから自分を「成長させてくれるもの」と感じるに到るまでにはかなり大きなものがあるなとふと一人で感動していました。残念ながら、今回2位でしたが、彼の今後に期待します!

いやぁ~、今日は本当に面白かったです。
こんなに中高生が日本語を勉強して、しかも想像以上に日本語が彼らにとって大切なものになっているんですね。特に、香港では小・中学校で日本語を勉強しているよりも、民間の語学学校で勉強してきて、大学でまた日本語を勉強している学習者が多いと最近実感しています。そのような中で、継続教育を支援するための連携は必要不可欠ですね。
おっ!そういえば、4月29日にそんな勉強会を開催します(詳しくはこちらで)

ではでは~(=⌒▽⌒=)