連続ランニングは370日でストップしてしまいましたが、今回は毎日走ることのメリットとデメリットを実際に走ってみた感想を踏まえてまとめます。
【メリット】
1.筋持久力の向上
心肺機能の向上よりも足の筋持久力の向上の方に効果的だったと感じます。
これまでは長い距離を走った時に中臀筋に疲労が痛くなり走れなくなることが多かったのですが、毎日走って筋持久力が向上したため、中臀筋の疲労を感じることがほぼなくなりました。ハムや前腿も含め、筋肉疲労で苦しくなるケースが大幅に減った気がします。
2.回復力の向上
毎日走るだけでなく、安定して走行距離を稼ぐために朝ジョグ+夕方ランニングというような二部練習を頻繁に行いました。練習の回数を増やすことで、練習と練習の時間の間隔が短くなり、身体がそれに合わせて回復しようと頑張るそうです。それによって身体の回復力は上がった実感があります。身体がだるくて次の練習ができないというケースはあまりありませんでした。
3.習慣形成
毎日走ると決め、それを継続すると、「今日は走ろうか走らないか」という選択肢が「今日はいつどこを走ろうか」という選択肢になります。雨が降ろうが雪が降ろうが仕事が忙しいかろうが、「走らない」という選択肢が消えて、それが当たり前になります。走らない方が精神的苦痛になるので、とにかく時間を見つけて走るというマインドになります。モチベーションがどうこうなどという世界ではなくなりました。
4.怪我の減少
かつては月間300km走った翌月に必ず怪我をしていましたが、走ることが習慣になったことで身体が強くなり怪我自体は明らかに減りました。最終的には370日で腰の怪我で連続ランニングがストップしてしまいましたが、1年以上怪我をしなかったことは私にとって快挙です。
5.ストレス発散
日々、ランニングでストレス発散ができたので、仕事や私生活のストレスを溜め過ぎずに生活できました。イライラしても走りながら考えを整理したり、モノの見方を変えたりすることができたので、メンタルをリセットするのに最高の時間でした。走っている時は苦しい日も、走り終わるとスッキリします。メンタルヘルスの向上にもとても効果的でした。
【デメリット】
1.慢性的な疲労感
回復力は向上したものの、慢性的な疲労感を感じることはありました。走行距離が100kmを超えた週や、4日連続で20km走を行った日などはどうしてもダメージが残り、そのまま翌日の練習に臨むこともありました。適度に疲労抜きの短いジョグのみの日などを設けて疲労を溜めすぎないことが大事です。
2.今まで以上のケアの必要性
こちらもメリットとは相反するのですが、怪我がしにくくなったものの、ケアを怠ると気がつくと足がパンパンになっていたということも多々ありました。毎日のランニングと合わせて毎日の身体のケアをすることで、毎日ランニングがより効果的なものになります。
3.私生活とのバランス
1日10km走ると、準備、着替え、シャワーなどを含めて1時間以上の時間がかかります。私生活でやりたいことが溜まっている場合などはどうしてもそれらを削ってランニングをしてしまうということもありました。優先順位の問題になると思いますが、ランニングの優先順位が高くなければ毎日走ることは難しいです。
4.シューズの消耗
私はミッドフットでの接地なのでまだマシかなと思いますが、ヒールストライクの方だとあっという間にシューズのアウトソールが無くなってしまうと思います。毎日走ると気がつけばすぐに月間300kmに到達してしまいます。年間3600kmとすると、シューズを3足ローテしたとしても、1足あたり1200kmです。もう流石に限界の走行距離ですね。
5.周りからの視線
毎日走っていると、職場の方々から変態だと思われます(笑)
自分の常識が一般常識と大きくかけ離れてしまうようです。10km走るということは一般的な成人にとってはとんでもないことだそうで・・・ 月間300kmというのも、2日に1回ハーフマラソンを走っていることになるので、ランナー以外の方からは全く理解されません。職場で変態扱いされることに快感を覚えられればこのデメリットは解消されます。
以上、メリットとデメリットでした。
本気で記録向上を目指すのであれば毎日休まずランニングを行うことは一定の効果が見込めると感じました。一方、そこまでガチではなく、身体の健康のために走っているという方については毎日走らない方が良いと思います。
健康第一で、自身の目的に合ったランニングライフを送るべきですね。