北の守護神の‘攻城記録’-蒲原:石碑



北の守護神の‘攻城記録’-蒲原:物見櫓


北の守護神の‘攻城記録’-蒲原:景色



築城:14c?  今川氏?




形態:山城




説明:

今川氏の東の備えとして東海道を見渡せるこの地に蒲原氏によって築かれたとされる。しかし特定の城主はおらず、城番が置かれたとされる。その後は今川・武田・北条による争奪戦が繰り広げられ、1582年の徳川家康の駿河侵攻の際に落城した。

現在、大手などは高速道路などにより消失しているが、本曲輪や善福寺曲輪はきれいに保存されていて、特に善福寺曲輪には物見櫓・逆茂木・木柵が復元されており、当時の様子を想像することができる。




感想:

史跡として駐車場もあり、電車でも新蒲原の駅からすぐ(傾斜はめっちゃきついですが。。。)なのでわりと行きやすいです。本曲輪から富士山・駿河湾・東海道が一度に見られ、天気がよければ伊豆半島も見える抜群の眺めです!夜景とかいいかもなぁなんて妄想したのですが、とても残念なことに本曲輪の木が台風か何かの影響で全部根こそぎ倒れていてひどい有様なのでロマンチックさのかけらもありません。山城としては曲輪の状態もよくて見やすく、物見櫓や逆茂木などの復元により曲輪の存在意義が分かりやすいところになっています。ただし、物見櫓兼便所の施設は階段がボロボロになっているのがこれまた残念なポイントです。というか水洗便所とか水道があるので水道を引いたのですかね?


行き方:JR新蒲原駅から西に行き、2つ目の信号を右折。そのまま道沿いに上がっていくと左手に駐車場がある。


おすすめ度:★★★☆☆


撮影:2011.12/29 (①石碑 ②物見櫓 ③景色(駿河湾と東海道))