○日本100名城



北の守護神の‘攻城記録’-天守


北の守護神の‘攻城記録’-石垣


北の守護神の‘攻城記録’-忍者

築城:


形態:平山城


説明:

1585年に筒井定次が大和郡山から伊賀上野に転封され筒井城を築城。もとは平清盛によって建立された平楽寺。そのあと滝川雄利が砦を築く。1608年に筒井家がお家騒動で改易となると藤堂高虎が伊勢・伊賀20万石で入封し、豊臣秀頼の包囲の一角としての防御のため大改修に着手して上野城が建てられた。1608年から藤堂高虎によって筒井城を大改修して建てられた。改修は豊臣討伐に備えて濠を深く、石垣を約30mとし、南には二ノ丸も構築した。新規に層塔型の五層天守を建設した。しかし竣工をひかえた1612年に嵐で天守は倒壊、その後、豊臣氏の滅亡と武家諸法度により再建されることはなかった。

現在は模擬天守が建っており、西側水濠にある打込はぎの高石垣(水面から30)は有名。周りの小学校も城に合わせた造りとなっている。


感想:

平山城にしてはなかなか高低差があります。鉄筋の模擬天守というのはイマイチですが、中に入ると柱のところに忍者がいるあたりはさすが伊賀!途中、天守があるところよりも一段高い曲輪があり、立ち寄ってみると筒井城天守跡という石碑がありました。おそらく一番の見どころは高石垣。上から見ると怖いです(笑)公園を出てぐるっと回って西にある学校側から高石垣を見るとこれがまた迫力があっていいです。車以外になかなか行きづらいはずですが、好きな人は行ってみてください。


おすすめ度:★★★☆☆


撮影:2011.1/5 (①天守 ②石垣 ③忍者)