いい映画をみたのであらすじを話したくなった

いい映画をみたのであらすじを話したくなった

徒然映画の感想など書きます。Netflix配信作品が多くなりそう。
気分に合わせて作品を探すきっかけになれたらいいなと書いてます。

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ブック・オブ・ライフ〜マノロの数奇な運命〜
2014年 アメリカ ★★★★★


はみ出し者の子供達が博物館へ見学に来た。
それを迎えた美人ガイドは彼らを特別コースに案内する。
博物館の裏手から入るとそこに広がるのは華麗なるメキシコ文化の展示!
その真ん中に置かれた大きな本「ブック・オブ・ライフ」
ガイドは静かにその本に書かれた話を語り始める。

 

死後死んだ人、誰かに想ってもらえる人が行く国・思い出の国。
その美しき支配者ラ・ムエルテ。
そして死後忘れられてしまった人たちが行く忘れ人の国。
その支配者シバルバ。
ある日、この二人のした賭けの話を。
もしシバルバが勝ったらお互い治める国を取り替えっこしましょう。
もしラ・ムエルテが勝ったならシバルバは人間に手を出さないこと。

 

ラ・ムエルテは闘牛士の息子でありながら音楽を愛する子供マノロに
シバルバは勇猛な軍人の息子で自分も英雄を目指すホアキンに賭けた。

 

賭けの内容は、
二人の少年、どちらかが二人が想い恋する少女マリアの心を手に入れるのか!

シバルバはこの時ホアキンに無敵になるメダルをあげてちょっとズルしちゃうんだけどそれはシバルバの秘密!)

 

時は流れ大人になって三人は再会する。逞しく成長した二人、そして聡明なマリア。マリアの心はいったいどちらのものに?(そしてシバルバのメダルのせいでちょっと大変なことが起きてしまう、三人は一体どうするのでしょうかー)


このアニメも美術がとても美しい!!どうか思い出の国のシーンはどんな人にでも
見てもらいたい!ものすごい極彩色!見ているだけでワクワクするような世界観!
メキシコの死生観に基づいた話というのもとても面白いです、
死後、もう亡くした人が、そして死んだ後もしあんな世界に行けるならいいなぁと
思ったり。コメディタッチなので大人が見ても楽しいけれど子供が見ても
ワクワクすること間違いなしだと思います。
それぞれのキャラクターも可愛く魅力的です。いやーこれは映画館で見たかった…。
一見ロマンスのように書いてしまいましたがアクションあり冒険ありのファンタジーです。ぜひ・・!
ちなみに監督はパンズラビリンスやパシフィックリムのギレルモ・デル・トロ。
こんな作品も手がけるんですね。

夢の世界・ノクターナ
2007年 スペイン ★★★


孤児院の少年・ティムは暗闇が怖い。夜寝る時も
わざわざベッドを窓際に持って行って星の明かりの元でないと眠れない。
ある夜ティムが夜空を見上げると大好きな星が一つ消えていた。
ティムがびっくりしていると、そこに猫たちを連れた巨大な男・猫男が
現れる。猫男もティムを見てびっくり。子供を寝かしつけるのは猫の仕事で、
それを管理するのが猫男の仕事なのだ。
猫男はティムにはやく眠れというが、ティムは星が心配で眠れない。
そこで猫男はぽろりとそれならモカに言えとこぼしてしまう。
夜を管理する会社・ノクターナ。その支配者のモカ。
ティムは大好きな星を取り戻すため、猫男とともに夜の街を冒険することになる。
実は星が消えたのは、夜とノクターナを騒がす大変な一夜の幕開けだった。

 

 

トレーラーを見て貰えばわかると思うけど圧倒的に美しいアニメーション、
音楽。昔のディズニー映画でファンタジックな絵本の世界を描いたような作品。
猫男を始め、ノクターナで働くキャラクターが魅力的!!
おねしょをさせてしまうピーに寝癖をつける髪乱し三姉妹、
街灯の灯りも実は生き物で、夜の建物が軋む音だってノクターナの音楽家の仕事。
ヨーロッパの美しい街並みを月にした美しい音楽とともに駆け抜けるのは
ほんとうにワクワクします! 主人公がもうちょっとだけ可愛かったら
星が増えるんだけどな… 

 

ノクターナ

この世界の片隅に
2016年 日本 ★★★★★

 

昭和10年・広島 絵を描くことが好きでのんびりした性格のすずさんは
父母兄と妹と海苔を作って暮らしていた。
夏にはおばあちゃんちにいってスイカを食べ、時々はおつかい先で
キャラメルなどを買い、すずさんの生活は穏やかに続いていた。

すずさんがいい娘になった頃、結婚の話が舞い込んでくる。


広島より少し離れた呉という町の北條周作さん。
すずさんには見覚えのない男性だった。縁談は進み、すずさんは呉にお嫁に行く。

 

呉は日本軍の軍港。大砲の音が響き、北條の家からは軍艦がよく見えた。
優しい義母と義父、離縁して家へ戻ってきた少し厳しい義姉の径子さん、
その娘の晴美さん、そしてすずさんに愛情を持って接してくれる周作さん。
呉の町と北條の家がすずさんの日常になった。

 

絵を描き、畑を見、家族のご飯に家のお掃除、時々は周作さんと出かけるなどの日々、
しかしだんだんに日々の配給は減り、町に空襲警報が鳴り響くようになる。
すずさんの過ごした昭和20年の生活と戦争が終わるまでのお話。

 

 

すずさんののんびりした性格がこの作品の全体を彩っていて戦時中の話なのに
日常的、そして温かさを感じる映画でした。ふっくらしたデフォルメの絵柄と
色の柔らかな景色がとてもかわいらしく、すずさんとまわりの人々がいつのま
にか好きになっちゃう。でも戦争の話なのです。
そんなかわいらしくてやさしいすずさんが何を失い、どう生きていくのか。
昭和と今との違いなども思い、とても胸に残りました。

 

 

 

 

君の名は。
2016年 日本 ★★★★

 

ある田舎町に住む女子高生・宮水三葉は東京で暮らすことを夢見ていた。
実家である神社の巫女の仕事、市長である父、カフェの一つもない街
憧れの東京でイケメン男子として暮らしたい!
そんな三葉の願いは入れ替わりという思いもよらなかった形で叶えられる
ことになる。東京に住む立花瀧。離れて暮らす二人は、まるで夢を見るように、
本人達の意識に関係なく人格が入れ替わってしまうのだった。

 

まるで知らない相手との入れ替わり、二人は日記を残すことによって
会話をしながらその入れ替わり生活を過ごしていく。
瀧は三葉のお陰で恋が実る一歩前までたどり着き、三葉は学校生活を充実させていく。

瀧のデートの日、その日を境に彼らの入れ替わりは途切れる。
三葉の「明日は彗星が見えるね。」という文章を最後に。

 

いつの間にかお互い大切な存在になっていた二人。
瀧は三葉を探しに記憶を辿る。たどり着いたのは糸守町という被災地だった。

 

 

新海誠アニメーション作品。新海監督の作品は背景がとても美しいことで
有名です。今回の作品も漏れず本当に美しい。彗星から山の紅葉から全編
息を飲むような風景が見られます。
でも今回はストーリーもとても面白かった!
入れ替わりという普遍的なテーマですがそのうちに芽生えた恋心が二人を
純粋に動かして青春物語も爽やかに、そしてその入れ替わりにもトリックが
隠されていて二人が一体どうなってしまうのかドキドキ見ることができます。
アニメよく見るのですが近年で一番安定した面白さを誇る日本アニメ映画だと思います

 

 

 

 

最強のふたり
2011年  フランス ★★★★

首から下が麻痺し、障害を持つ富豪・フィリップ。
気難しい彼は彼の住み込みの介助人を探していた。
その面接に来たのはドリスという男。
ドリスは職につく気はなかったが、失業保険の為に
不採用のサインが欲しかった。その為に面接に来たのだ
フィリップからの答えは、
「一ヶ月の試用期間を与える」だった。

 

明るく、傍若無人とも言える性格のドリスは
多少乱暴で下品で、フィリップを障害者として扱わない。
富豪としても扱わない。1人の人間としてフランクに接してくる彼に
フィリップは居心地の良さを感じ始める。
彼らは共に過ごすうち、女性のこと、芸術のこと、過去のこと
様々語りあっていく。そしていつの間にか唯一無二の友人になっていた。

 

ドリスはフィリップの生活に新しい風を吹き込み続ける。

 


ドリスもフィリップもとてもいいキャラクターで生活を見ているだけで
なんとなく楽しく元気になれる映画です。ドリスのフランクな物言いや
性格がとてもいい。彼の明るい性格でだんだんとフィリップが笑顔を
見せるんですが一緒に笑顔になってしまう魅力があります。
笑顔を与えるドリスと、彼が知らなかった芸術などの世界を与える
フィリップ。芸術を知っていくドリスもまた楽しんでいる姿がとてもいい。
実話を基にしているそうです。

 

 

 

 

僕は怖くない
2003年 イタリア ★★★

 

 

1978年 南イタリアの田舎町。
そこに住むミケーレという少年は遊び場にしていた廃屋で
地面に大きな穴が隠されているのを見つける。
興味本位で覗いたミケーレだったがそこに青白い足を見つけてしまった。
死体かと思った。が、それは生きていた。
子供だった、目を閉じた土にまみれて汚い青白い、化け物のような子供。
ミケーレはその子供が気になり話し掛けたり、ご飯をやったりするようになる。
そんなミケーレに子供は尋ねる「君は守護天使?」

そんな交流が続いたある夜、村の大人たちがヒソヒソと
ニュースを見にミケーレの家に集まっていた。
ニュースに写っていたのはその子供だった。穴の中で見つけた子。
彼の名前はフィリッポ。誘拐された男の子。村人全員が犯人だったのだ。

そうと知りながらもミケーレはフィリッポと秘密の交流を重ねていく。


田舎町の畑の美しい金色、空の青、白い雲とても美しい映像でした。
ミケーレのシャツからはお日様の匂いがしそう。
そして同時に穴の中、死体かもしれない足、大人達など
全てを語ってくれない不安感、これから悪いことしか起きないんじゃないか
という漠然としたこわさが全編を通して漂っています。
綺麗になったフィリッポが穴から出て遊んだシーンは本当に天国のようで、
彼はかわいらしい天使のようでした。
ラストは多少不可解でしたがあのシーンだけは見て欲しい。
草の中を一緒に転げ回って天使を見て欲しいです。

 

ショーシャンクの空に
1994 2時間22分 ★★★★★

 

銀行屋の男アンディはある日殺人罪で裁判にかけられる。
彼の妻とその恋人を射殺した罪で。彼は知らないことだった。
無実の罪で無期懲役の判決が下った彼は
ショーシャンクの刑務所で生活をする事になる。

物語の語り部で友人となる運び屋のレッド、
気のいい司書の老人ブルックスなどの服役囚、
そして囚人を殺す事も厭わない看守や所長たちの中
アンディは元銀行屋の知識と頭の良さを活かして
心豊かに「希望」を持って生きていこうとする。

妻を殺した濡れ衣をかけられた彼が、
そして彼に心を動かされたレッドが
ショーシャンクから自由になるまでの話

 

何か元気の出るものが見たい!と手を伸ばし見事にその欲求を満たしてくれました。
罪なく殺人犯になり、人生を転げ落ちたかの様に見えるアンディ。
でも彼はその罪も自分の運だと少し嘆き、
立ち上がり常に風を受けて立ち続けるのです。
看守達の脅しや暴力や、日常的に死人がいる様な劣悪な環境の中、
彼の居場所は音楽やチェスや地質学や本など。どんなところにいても、
心を豊かにしておくことがまず幸せの一歩なのかもしれません。
話の最後にその地質学をほんの少しだけ齧って
アンディはレッドにメッセージを届けます。
その時のアンディの覚えていると分かっていたよと言わんばかりの贈り物、
レッドのいる生きづらい状況から見えた清々しい風の様なアンディの存在
とても気持ちが良かったです。それでは