ある本に

子供の心肺蘇生法と救急処置について書いてあった。

「死戦期呼吸」っていう言葉を初めて知った。

 

2017年10月17日に娘が低酸素脳症になったときに、もしかしたらそういう状態だったのかもしれない。

でも、知識がなかったために、特に問題ないと思ってしまった。

 

吐き戻しが続くから、心配になり、午後に行ったクリニックでも「お風邪ですね」と言われて帰宅した。

それでも心配なので、念のため深夜に連れて行ったかかりつけの病院の救急でも、「お風邪ですね」と同じ診断を受け、

早朝3時くらいに帰宅したのだった。まさか、まさか、まさか、心肺停止の直前だなんて、想像もしなかった。

 

子供のこういった応急処置について知っていたら

娘を助けられたのかもしれない、とあれから4年経った今でも悔やまない日はない。

 

こういう文章を目にするたびに、胸が締め付けられ、罪悪感でいっぱいになる。

子供を産む前にこういう緊急の事態について講習が受けられたら良いのにと心から思う。

無駄に命を落とす子供や、子供を亡くした悲しみの中で、さらに自分を責め続けなくてはいけない母親が少しでも減るのではないかと。

 

この失敗から自分は何ができるのかと、考え続けている。