すべての野心の目指す結末 | 東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ

すべての野心の目指す結末

10月ももう半ば。

 

イングランドではすっきりと空は高くなり、

 

 

初旬はまだまだ暑かった東京も、ようやく名実ともに秋の空気に包まれています。

 

 

今日は、「秋」に関する格言をちょっとご紹介いたします。


「ロンドンに飽きた者は人生に飽きた者だ。ロンドンには人生が与え得るもの全てがあるから。」という言葉で有名な、イングランドのSamuel Johnson/サミュエル・ジョンソン(1709-1784)の秋に関する格言。

 

No man can taste the fruits of autumn while he is delighting his scent with the flowers of spring.

春の花々の香りを楽しみながら、秋の果実を味わうことはできない。


・・・そうですよね、ごもっともです。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」と似たような意味合いでしょうか。

 

 

 

一方で、フランス人で著作「異邦人」で有名なAlbert Camus/アルベール・カミュは、こんな言葉をのこしています。

 

 

Autumn is a second spring when every leaf is a flower.
全ての葉が花となる、秋は2度目の春。


・・・さすがにロマンティック・・・!
紅葉が美しいリュクサンブール公園が目に浮かびます。

 

 

 

 

そして、最後にもうひとつ、秋とは関係ありませんが、サミュエル・ジョンソンの有名な言葉を。

 

To be happy at home is the ultimate result of all ambition, the end to which every enterprise and labor tends,and of which every desire prompts the prosecution.

我が家で安らかな幸せを味わう。それがすべての野心の目指す結末である

 

 


秋の夜長、我が家でゆっくりと寛ぐ。

 

 

18世紀イングランドの文学者にいわせれば、それはどうやら全ての欲望の目指すところのようです。

 

 

 

 

・・・さあ、全ての欲望の為に。


英国アンティーク家具で、秋の寛ぎの我が家を設えてみてはいかがでしょう。

 

 

パンカーダで、お待ちしております。

 

by N