青春18切符もいよいよ最後の一日。
昨日観てきたのは、新歌舞伎座の寿新春大歌舞伎。
大好きな勘九郎・七之助兄弟と、玉三郎さまが出られるので♡
まあ、新幹線で行こうと思えば行けるのだけど、なにせ貧乏性。
安くなるものは安く済ませて、浮いたお金で大好きな舞台をいっぱい観たいのよ~♪
長時間乗り物に乗っているのが苦痛だったら仕方ないけれど、本さえあれば何時間電車にゆられても平気です。
新橋で降りて、ぶらぶら東銀座へと。
ちょうど開場になったばかりでした。
まず、中に入る前にイヤフォンガイドを購入。
配役や俳優を始め、衣装の説明、小道具、時代背景、決まりごと、演奏など、いろいろ教えてもらえるので、これがあると、歌舞伎が何倍も楽しめます。

新歌舞伎座も何回か行きましたが、すべて幕見。
「幕見」というのは、開演前に並んで席があれば観られる4階の席ですが、下の階と繋がっていないので、売店もないので、ちょっと寂しい。
なので、売店巡りしちゃいました。

旧歌舞伎座より規模が小さくなったというより、分散されたのかな?
亡くなった方のお写真も。
お昼は、リッチにお食事処を予約しようかと思いましたが、いろいろお店も見て回りたいので、鯖寿司を買いました。
歌舞伎座は、食べながら観られるからうれしい。
席は3階 11列24番。
「中村屋!」だの、「高麗や」などと声をかける大向こうの方々がいらっしゃる席です。

昼の部(11:00ー16:00)
【金閣寺】
松永大膳 染五郎
雪姫 七之助
十河軍平 男女蔵
松永鬼藤太 廣太郎
狩野之介直信 笑也
慶寿院尼 門之助
此下東吉 勘九郎

七之助さんの若い女性も久しぶり。
もともとお父さんの勘三郎さんが好きで、七之助さんも、10年くらい前の浅草歌舞伎から観ていますが、玉三郎さんのあとは、七之助さんが継ぐんじゃないかなと、勝手に思っています。
福助さんの遊女姿も、ホント優雅で大好きなのだけど、ただいま病気療養中。
しっかり養生なさって、歌右衛門襲名を心待ちにしています。
さて、金閣寺。
もともとは人形浄瑠璃なのですが、それを人が演じるのは世界でもあまり例を見ないそう。
「東吉はひょうたんの羽織、実直な性格を表す○○まげ」
なんていうちょんまげの説明までイヤホンガイドでしてくれます。
見ものは、愛する夫の命を助けたいがために大膳に身をまかせようと決めた雪姫が、大膳が父の敵と知り切りつけて捉えられ桜の木に縛りつけられるところ。
歌舞伎の演目の中で、3本の指に入る美女だったかな。
演技の難しさも、筆頭。
手を縛られて動きが制限される中、表情で演技をしなければなりません。
縛られて連れて行かれる夫に、駆け寄ろうとしても縄が邪魔をして傍に寄れず、切ない表情を浮かべます。
もう、泣けますよ。
縄を解きたくて桜の大木を揺らすと、薄桃色の振袖に降りかかる桜の花びら。
振り続ける桜吹雪の中で舞う七之助の美しいこと。
義太夫と三味線がひとりづつ加わり4人になってクライマックス。
桜の花びらを着物の裾で拾い集めて、その上に涙を落とし、足の指先でねずみを描くと、なんとそのねずみが現れて、縛られていた縄を食いちぎってくれます。
歌舞伎って、本当に面白い。
棒の先についたねずみや龍を黒子が操作したり、将軍足利義輝の母、慶寿院尼が幽閉されている金閣寺の最上階に、勘九郎扮する此下東吉(木下藤吉郎)が、桜の木を登って助けに行くと、セリが下がって最上階が1階に降りてきて、金箔の壁や屋根を見ることができます。
七之助さん、しぐさ、目の動きもそうですが、足の指の動きまで神経が通って、美しかったです。
休憩時間には、こちらを買いに走りました。
たい焼きの中に紅白の白玉団子が入っていて、腹持ちバツグン♪
【蜘蛛の拍子舞】
白拍子妻菊 玉三郎
実は葛城山女郎蜘蛛の精
渡辺綱 勘九郎
源頼光 七之助
坂田金時 染五郎
踊りの上手な四人なので、この演目を一番楽しみにしていました。
玉三郎さんの白拍子ですよ~!!
最近観たのはおばあさんの役だったので、うれしい♡
秋の紅葉。
衣装は、真紅に菊や紅葉の刺繍が施してある美しい振袖に、黒地のだらりの帯。
かんざしも華やかです。
歌舞伎って、キチンとしているようであんがいアバウトで、白拍子って本当は髪の毛を下ろして赤い袴なのに、高島田に振袖ですからね。
「綺麗ならいいじゃん!」って感じ、好きです。
花道のすっぽんから登場するのは、おばけだとか妖怪だとか、この世のものではないという印。
両側から照らされるロウソクが、より妖しさを醸し出しています。
急な病にかかった輝光に舞を披露しますが、妖艶に誘うんです。
還暦過ぎていらっしゃるというのに、この色香。
しなやかさ、美しさ。
反った背中や指先の動きまでも美しくて、ため息が。
ああ、ボキャブラリーが少ないのがうらめしい。
七之助さんと並んでも、少し年上の妖しい女にしかみえないくらいの若々しさ。
ついフラフラしてしまいますが、灯火に照らされた妻菊の影は、なんと蜘蛛。
輝光が切りかかると、妻菊は本性を現し、女郎蜘蛛に姿を変え輝光たちに襲い掛かります。
その姿の恐ろしいこと!
さっき優雅に舞っていた姿とはまったく別人。
手から繰り出される蜘蛛の糸がとても幻想的で美しかったけれど、これを放射線状にきれいに広がるように作るのもとても難しくて、作れる職人さんも減っているのだとか。
でかい蜘蛛が出てきたり、見どころ満載の舞台でした。
【一本刀土俵入り】
駒形茂兵衛 幸四郎
波一理儀十 歌六
船印彫師辰三郎 錦之助
船戸の弥八 由次郎
老船師 錦吾
若船師 宗之助
町人伊兵衛 廣太郎
庄屋の女房 歌江
河岸山鬼一郎 桂三
堀下根吉 高麗蔵
清大工 友右衛門
お蔦 魁春
江戸時代の人情もの。
旅籠の前、中村屋の最古参のお弟子さんの、九〇歳を超えられた小山三さんがセリフを言うと歓声が上がります。
勘三郎さんのテレビの特集でお馴染みなので、元気でよかったってみんな思うんでしょうね。
またここは、ぼちぼち思い出しながら書いていきます。
帰りは、東銀座の駅がめちゃくちゃ混んでいるので、有楽町まで歩きました。
和光のディスプレイ。
おめでたい感じ♪
一輪だけ咲いていました。
しかし、静岡の朝と夜よりも、東京のお昼のほうが寒かったです。
静岡って暖かいんだなあと、よそに行くとありがたさがわかります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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