田口ランディさんの新刊本
マアジナル/田口 ランディ
¥1,785
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一人の少女が、この路地で消えた。1987年10月23日―。

あの日、少女に何があったのか。拉致?神隠し?UFO?それとも―かつて一緒にUFOを呼んだ6人の少年少女。

その人生が再び交錯する時、世界は揺らぎ始める。

現実が静かに壊れていく。著者渾身の最新長編。


マアジナルというのは、「境界」という意味だそうだ。

UFO、コックリさん、縄文、量子論、神話、オカルト、アイヌ、シャーマン、民俗学、理性、鞍馬山、カント、スウェーデンボルグ、幽体離脱、精神病院、死後世界、天文学、占星術、タロットetc


もう、私の興味あるものてんこもり!!

そうそう、昔はスピリチュアルって言葉がなくて、ぜんぶひっくるめてオカルトだったのよひらめき電球

まさしく集大成と呼ぶのにふさわしい本だ。

文中の「私」が急に変わるので、読んでいて時々混乱するけれど、おもしろかった。


私は小中学校の時に興味があったものを、なんだか今になって再確認というか、調べ直ししている感じがする。

コックリさんだって放課後みんなでこっそりやって、グルグル回ってなかなか帰ってもらえなくて泣きそうになったり、UFOも信じていた。

あのとき、「こんなこと人に言ったらバカにされる」と自分の中に封印していたものは、結局ほかの子たちもそんなそぶりを見せなかったけれど興味があったのよね。

そしてあの時はSFだと思っていたものが、今現実になっている。

会話の中で説明しているみたいになっているので、小説なのだけど、腑に落ちることがいっぱいあった。

それに、これだけ盛りだくさんなキーワードなのに、まったく不自然じゃない。


田口ランディさんを知ったきっかけは、看護師の友達に

キュア (朝日文庫)/田口ランディ
¥714
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を読んでみてと勧められて。

若き外科医は肝臓がんで余命1年であることを知る。

リストカットの少女に支えられ、同僚の医師や看護師、がん患者のカリスマ、放射線生物学者との出会いのなかで、病気とは何かを問い、自らのキュア・治療を模索する。


「なんてスピリチュアルな人なんだろう。」と思って、それから、この世界観はいったいどこからくるのだろうと、のめりこむように小説やエッセイを読んだ。

私が気になっていることが、すべて載ってるビックリマークって思った。


身内のことで壮絶な体験をされているので、生死感が突き抜けていて、他の人がタブーとして書かないこととか、書いたら圧力がかかったり叩かれるだろうことが書いてあったりして、この人の強さはその体験ゆえなのかなと思った。

ランディさんに感化されて、対談した方の本を読んだり、ホーミーのCDを聴いたりした。

なので、先日ホーミーを生で聴けた のはとてもうれしかった。

本では、

メメント・モリ/藤原 新也
¥1,890
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がいちばん印象に残った。


書名の『メメント・モリ』とは、「死を想え」という意味で、ヨーロッパ中世末期にさかんに使われたラテン語の宗教用語だ。

この本には、著者の短いコメントが付けられた74枚のオールカラー写真が収められ、生の光景に潜む無限の死の様相が極彩色で提示されている。

たとえば、「ニンゲンは犬に食われるほど自由だ」とのコメントがつけられた写真には、荒野に打ち捨てられたヒトの死体を野犬が貪るように食らい、それをカラスが遠巻きにしている光景が写し出されている。

また、大河のほとりで遺体の野焼きをしている光景には、

ニンゲンの体の大部分を占める水は、水蒸気となって空に立ち昇る。

それは、雨の一部となって誰かの肩に降りかかるかもしれない。

何パーセントかの脂肪は土にしたたり、焼け落ちた炭素は土に栄養を与えて、マリーゴールドの花を咲かせ、カリフラワーをそだてるかもしれない

と、少し長めのコメントが付けられている。
もちろん、著者の提示している生と死がヒトに限定されるものではなく、他の生物や山川草木を含む、いわば森羅万象の生死を意味していることは明らかだ。

この本に収められたすべての光景とコメントは、私たちの今生の「生」は、生と死が交錯する危ういバランス上で辛うじて生の側に立っているに過ぎないのだ、ということを示唆しているのかもしれない。

感想を書いたブログはこちら

あと、キュープラー・ロスを知ったのも田口さんのこちらの本


パピヨン/田口 ランディ
¥1,575
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「死」を捉えようとする田口に突きつけられた父の看取りという現実。
これは偶然なのか。生と死をめぐるシンクロニシティの中で、生、死、ターミナルケア、意識、エリザベス・キューブラー・ロスの真意に迫る衝撃作!

生涯を「死と死に逝くこと」の研究に捧げたエリザベス・キューブラー・ロス
ロスが残した「」の謎を追い、田口はポーランドの強制収容所跡へと向かう。
生と死をめぐるシンクロニシティのなかで、看取りという現実に直面しながらロスを追い求め、捉まえた「死」と「意識」とは


人生は廻る輪のように」の感想はこちら


もう、会いたい、会いたいと思ってブログも読むようになって、そこに書いてあったランディさん主催の新渡戸道子先生の気功太極拳ワークショップ に参加し、初めてお会い出来たときは、とってもうれしかった。

とても、壮絶な実体験を送ったり、あからさまな性描写(といってもぜんぜんいやらしくないけど)を書いている人と同一人物とは到底思えないほど、小柄でかわいらしくて、そして細やかな気配りの出来る方で、お会いしたら今まで以上にファンになってしまったわラブラブ

そしてこのワークショップが整体師になろうというきっかけを作ったのだから、世の中わからないものだ。


この本はクセがあるから、好き嫌いが分かれると思う。

好きな人は好き、UFOとか素粒子なんかに興味がない人はさっぱりわからないのかも汗


特設サイト

田口ランディさんのブログ