なんでも、前世に薬草を扱っていたことがあるらしい![]()
「お腹が痛い」「やけどをした」という村の人たちに、「これを煎じて飲めばよい」とか、「これを練って貼り付ければよい」などと言って渡していたらしいのだけど、さっぱり思い出せない![]()
で、「本を読めば思い出すわよ~
」
なんて言われたので、
- 薬のルーツ”生薬” -科学的だった薬草の効能- (知りたい!サイエンス)/関水 康彰
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身近な植物の中には、体にいい影響を与える「薬効」をもつものがあります。
昔の人は、これをよく心得ていて、日常生活にうまく取り入れてきました。
「薬のルーツ」をたどっていくと「植物」に行き着きます。つまり薬は、植物が自分の身を守るために作り出したものなのです。そして薬が効くのは、植物がもつ成分が人間の生理活性物質と同じ構造であるからです。
残念なことに、現代人でその「薬効」をきちんと理解している人はほとんどいません。
そこで本書では、植物がもつ、「毒」にも「薬」にもなる不思議な薬効や、驚きの成分をわかりやすく解説していきます。
- 日本の薬草 (増補改訂フィールドベスト図鑑)/指田 豊
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日本の薬草のほとんど、約200種を解説。
まちがえやすい毒草にはマークをつけた。よく見かける育ちきった状態の外観写真でなく、薬草として使用する時期・使用する部分の写真を掲載。見分け方、食べ方の解説も充実。
生育環境マークをつけ検索しやすくした。
と、2冊買ってみた。
確かにおもしろい。
かぼちゃやニンジン、ナスなども、「薬草だったのね
」と発見したし、我が家に勝手に生えているドクダミ、それにオモトも薬草だったのね![]()
塗り薬や貼り薬、薬草茶の作り方も丁寧に書いてあり、これさえあれば生きて行けるような気がする![]()
子供のころ家に図鑑がたくさんあって、カラー写真眺めてワクワクしたり、道草して草を食べてみたりしたことを思い出したけれど、自分がやってたかなんていうのは、さっぱり![]()
で、見つけたのがこの本
- 魔女の薬草箱/西村 佑子
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魔女と薬草がどうむすびついてきたか、そこにのみこだわって「魔女の薬草」を紹介している。140枚以上の貴重な図版と写真を掲載。
「魔女」という存在を知ったのは、子供のころ読んだグリム童話 。
「ヘンゼルとグレーテル」とか、「白雪姫」とか「シンデレラ」「いばら姫」「赤ずきん」「ラプンツェル」と、出てくる出てくる・・・
子供の頃読んだ本というのは、案外と覚えているものなのね![]()
わし鼻で黒い頭巾をかぶった顎のとがったおばあさんで、大鍋をグツグツ煮ているか、ホウキにまたがって飛んでいるイメージ
薬草は、やっぱり子供のころに読んだ「因幡の白ウサギ」
毛をむしられてお兄さんたちに嘘を教えられて痛くて転げまわっていたウサギに、大国主命が「真水で「体を洗って蒲の穂の上で転がってごらん」と言うと、白い毛が生えて元通りにになるのよね。
この本、おもしろい
魔女はホウキを使って空を飛ぶのだけど、それは空を飛べるホウキがあるわけじゃなくって、身体に「魔女の軟膏」を塗ったから、空を飛べたのね![]()
子供のころ、親に内緒で「もしかしたら家のホウキで飛べるかも
」と思って、階段から飛び降りてみたこともあったけど、ホウキじゃなくて軟膏だったのね~![]()
その「魔女の軟膏」というのも、
魔女の軟膏
レシピ![]()
1.ドクムギ、ヒヨス、ドクニンジン、赤と黒のケシ、レタス、スベリヒユをそれぞれ0.0648グラム用意する。
2.これらをすべて合わせたもの4に対し、油6を処方どおり用意する。
3.この混合物31.103グラムにつき、テーパイのアヘン.296グラムを加える。
レシピ![]()
人間の脂肪100グラム、高い純度のハシュシュ5グラム、アサの葉を片手に半分、ケシの花を片手に半分、ヘレボルスの粉末をひとつまみ、挽いたヒマワリの種をひとつまみ
レシピ![]()
新生児の肉、ケシ、イヌホウズキ、トウダイグサ、ドクニンジン
これらを煮て粥状にする。
う~ん、人肉が入っているなんて、なんておどろおどろしい
レシピ3がいちばん信憑性がありそうでコワイ![]()
しかし、絶対試してみたくなってしまうから、手に入らないものばかりである意味よかったわ
この本は写真と絵がふんだんに載っていて、眺めているだけでも楽しい。
薬草にまつわる昔話やグリム童話が載っていて、久しぶりにあらすじを思い出したり、薬草の別名や別の国の呼ばれ方もおもしろい。
たとえば、ヤドリギは他の木に寄生しなければ生きられず、種子はその実を食べた鳥の糞によってのみ運ばれる。
ヤドリギは、もともとはちゃんと独立した樹だったのに、キリストを磔にした十字架に使われたのを恥じて、身を縮めているうちに独り立ちできずに寄生するようになったという、かわいそうなお話があるのだ![]()
ヨモギは、ドイツ語で「足のそばに」と言い、足の疲れに効くので旅人が靴の中にヨモギを入れて旅をしたそう。
と、読んでいると楽しくてワクワクしてくる![]()
出産のときに産婦と新生児の周りにシダを敷くと、悪魔が赤ん坊の側に座ることができないとか、せり科のピンピネレをいつも首にかけていると悪魔の呼び出しや魔法の呪文などの魔力に耐えることができるとか、そういうおまじない的なものは大好きだ。
マンドラゴラっていう「魔法の薬草の王様」と言われている薬草があるのだけど、根が太くて二股に分かれていてちょっと人間の下半身に似ている。
写真で載っていた7年目のマンドラゴラは、1本の根にたくさんの裸の人間がしがみついているようで、ちょっと怖かった![]()
マンドラゴラの根が掘られるときは恐ろしい悲鳴を上げるので、掘る人は耳栓をしないと発狂するか死んでしまうのだって![]()
マンドラゴラは死刑にされた囚人が漏らす尿か精液から生えるとか、この根を所有している人は富やしあわせを得ることができるか最後は滅ぼされるとか、なんとも不吉な植物なのだけど、受胎効果抜群で、古代エジプトでは三大媚薬のひとつで、ツタンカーメン王の墓の壁画や一緒に埋葬されていた小箱にこのマンドラゴラの絵が描かれているのだって。
魔除けや堕胎薬や、呪いでロバやフクロウや豚に変身させたりと、ちょっとオドロオドロしい使われ方をしている魔女の薬草だけど、「惚れ薬」なんていう媚薬もある![]()
「真夏の夜の夢」に出てくる惚れ薬は三色スミレ
ちなみに、この魔法を解く「月の女神ダイアナの花」の汁というのは、ニガヨモギだろうと推測されているらしい。
北ドイツのボンメルン地方に伝わる愛の魔法は、「セージの葉を3枚手に入れて、1枚目の葉に「アダムとイブ」と書き、2枚目の葉に自分の名前を書き、3枚目に愛する人の名を書いて燃やしてその粉末を相手の食べ物に入れるというもの。
それなら、私にもできそうだわ![]()
まあ、試す相手もいないけどさっ![]()
コリアンダーの実を7個、「暖かい実、暖かい心、ずっと仲良くしてね。」と3回唱えながらすりつぶして、1リットルの白ワイン入れてよくかき混ぜ、10分したら好きな人に飲ませる![]()
というのもある。
でもたいてい物語では別の人が飲んじゃって、成就するのは難しいんだけどね![]()
ちなみに、「魔女の大鍋」というのは、洗礼を受けないで死んでしまった新生児の死体や、蛙、ムカデ、蝙蝠の羽、マムシの舌、イモリの目玉などの気味の悪いものを一緒くたに入れてグツグツ煮る鍋のことだけど、人の体に効く薬や料理を作る「賢い女の鍋」というものもあった。
この賢い女が魔女と区別なく魔女狩りにあって、拷問の末にたくさんの命が犠牲になったのは、なんとも悲しいことだなあ![]()
ともかくワクワクしながら読んだ。
今世でアロマ
やったりフラワーエッセンスやったりしてる人は、きっと前世魔女たったのかもね![]()
この本読めば、あなたも魔女になれるかも![]()
もう1冊、シャーマンの智恵に学ぶ神秘の薬草パワー という本も読んで、こちらもとても面白かったのだけど、長くなるのでまた改めて。