- 絶対にゆるまないネジ―小さな会社が「世界一」になる方法/若林 克彦
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- まだ読んでいないんだけど、ネットの記事で知った。
「ウチのネジ(ナット)は鉄道、橋梁(きょうりょう)、高層タワーなど、絶対にネジがゆるんではならない場所に使われています。これまで世界中のメーカーから、多くの類似商品やコピー商品が出てきたが、同じ品質の商品を作ることはできませんでした。
詳細は明かせないが、『絶対にまねができない』という自負がありますよ」
第二次世界大戦中、長野県に疎開していた10歳のとき、楽に種まきができる「種まき機」を発明。以来、万年筆のインクがいつも一定量になるように工夫した「定量付着インク瓶」、厚焼き卵を手早く作れる「たまご焼き器」など生活に密着した発明を数多く世に送り出してきた。
その原点にあるのが、 「たくさんの人たちに喜んでほしい。よいアイデアは人を幸せにする」
という信念。
それが今も自身の経営哲学に反映されている。
「たらいの水の原理」という考え方だ。
たらいの水は、「相手の方」へ押してやると自然に「自分の方」へ返ってくる。
「お客さんに喜んでもらえるよう努力すればするほど、自分にも利益が生まれる。逆に目先のもうけにとらわれて欲をかきすぎるとダメ。
たちまち水はこぼれてしまうんですね」
共同経営していた約40年前のある日、「絶対にゆるまない」ことをキャッチフレーズにしていたネジがゆるんだことにクレームがきた。共同経営者は、そのクレームをさほど重要視していなかったのだかれど、若林さんは放置できず、「本当に“絶対にゆるまないネジ”を作ってみせようじゃないか」と自ら創立した月商1億円以上の会社を無償で共同経営者に譲り、わずかなスタッフとともに現在のハードロック工業を新たに立ち上げた。
残ったのはその商品の特許料だけ。
そして、“絶対にゆるまないネジ”を開発し、約40年後にその会社と競い、東京スカイツリーでの採用を勝ち取ることになった。
昨今の「金さえあれば何でもできる…」といったような風潮ががまんならないのだそうだ。「今でもアイデアがひらめいたらすぐ会社に行って試作品を作ります。そのためにずっと無休です。
でも自分が考えた商品が世に出ていくのは本当にうれしいことですよ」
なんか、すご~い
それこそ、近江商人の「売り手良し、買い手良し、世間良し」の「三方良し」の世界よね

商品(サービス)が良くって買い手も喜び、喜んで買ってもらって売り手も喜び、そして世間の為にもなる。
「これを買って良かった」
「ここで買って良かった」
「この人に買ってもらって良かった」
『買って』のところは、『使って』とか、『来て』にすると、すべての業種が当てはまる。
良いものを提供して喜んでもらえると、お金も気持ちも循環する。
一か所に留まると澱んでしまうものね。
もちろん、お金が伴わなくても人間関係にも言える。
「これ、きっと喜んでくれるだろうな」なんて思って美味しいお菓子を買ってお友達に渡して、食べてもらって、「ありがとう、おいしかったわ」って喜んでもらえると、それだけで幸せが循環し、気持ちを共有できるものね

そしてそのお友達も、今度どこかに行って何かを見つけたとき、「これ、喜んでくれるかな」って思たりする。
みずがめ座の時代は、共存共栄の時代。
「自分だけ儲かれば」っていう、売り手だけが得する一人勝ちの会社は、今の世の中どんどん淘汰されていくのかもしれないなって思う。
ま、お客様を大事にしない会社は、遅かれ早かれいつかつぶれるんだろうけどね。