歌舞伎俳優の中村勘三郎さんが、「特発性両側性感音難聴」で休養。

極度の疲労の蓄積と、尋常ではない耳鳴りが続いているとのこと。

2003年に幕見で観た勘三郎(当時は勘九郎)親子三人の連獅子の息がぴったり合った演技に鳥肌が立ち、それからファンになって、コクーン歌舞伎 にも何度か行ったし、クドカン脚本の大江戸りびんぐでっど も観たし、御名残四月大歌舞伎 も観に行った。

発想が斬新でおちゃめなところが大好きだ。

神様はなぜ、その人の一番大事なところに痛手を与えておしまいになるのかしら。

諦めを促しているのか、それでもやるという大きな決意をさせているのか。

耳鳴りがしていたら、音が取れない。

踊れない。

勘三郎さんに与えられた試練は、いったいどんな意味があるのだろう。


体はバランスを取ろうと微調整を繰り返しているけれど、免疫力や自然治癒力では調整できなくなったら、病気という形で休養を取らせる。

それでも休まずに頑張れば、入院や事故という形で強制的に休ませ、それでも身体の声を聴かないでいたら、”死”という形で永久に休ませると聞いたことがある。

替えのきかない仕事、無理されたのだなあと思う。

勘三郎さんは昔ながらの伝統と、新しい時代とを上手に融合させた歌舞伎を作っていく唯一無二の方。

早く元気で戻られますように。