マイミクびやぼん小僧さんからのお誘いで、ウード楽師達の風景 を聴きに、葵区研屋町の顕光院へ自転車

びあぼん小僧さん主催のインド舞踊 を観に行ったのがご縁で、それからいろいろと情報をいただいている。

出演は、常味祐司さん、エジプト出身のMusurafa Saidさん、フランス出身のYan Pltardさん。


ベリーダンスを習った最初の年の発表会&クリスマスパーティの日 、海老原先生が踊ってくださったバックで演奏されていたのが、常味さんの奏でるウードの音色との最初の出会い。

ウードはアラブの楽器で、ギターや琵琶の祖先、原型といわれている。

マンドリンのようにも聞こえるし、三味線のようにも聞こえる、なんとも不思議な音色で、一度聴いていっぺんで好きになった。。

それから何回か常味さんさんのライブを聴きに行かせてもらったけれど、常味さんのソロ やパーカッションの和田啓さんとのコラボ はあったけれど、3人のウードだけというのは初めてだったので、とても楽しみ。

常味さんは日本のウードのパイオニアと言われているすごい人なのだけど、強面てな顔に似合わずとっても気さくで、ちょっとおっちょこちょいなところもある親しみやすい人で、私たちベリー仲間に人気が高く私も大好きだ。

ベリー仲間の、ゆかちゃんと小袖さんと一緒に。

ゆかちゃんとは先日コーラスラインを観に行ったので、一緒にアメリカからエジプトの旅へ飛行機


最初に、お寺の住職さんのお話。

先日、小学校の社会科見学で、「お寺はなんで大きいのですか?」と小学生から質問を受けたそうだ。

昔はお寺は人が集うところだった。

歌や踊りも行われ、ご本尊に捧げられたとのこと。

今回のコンサートもご奉納。

般若心経を唱えましょうと、境内が暗くなり鐘の音とともにお坊さんが3人お線香を捧げ持ち、入ってこられた。

唐突に、子供の頃通っていた日曜学校の教会のミサを思い出した。

お寺も教会も同じだものね。

高校時代の先生が、「空即是色、色即是空」が座右の銘で、そのときはさっぱり何がなんだかわからなかったけど、今ならわかる。

答えは、必要なときにくる。

お線香の香と煙とお経がお寺全体を取り囲み結界になる。

お経は強い言霊の集まりだから、耳なし芳一ではないけれど、守られているという安心感がある。

昨日のガイアシンフォニー の堀田先生の講演で、アンドリューワイル博士の元で勉強をしていたとき、儀式の授業があったと話された。

儀式は、伝統、特別なもので非日常。

医学と関係ないようだけど、患者のとってもこれだけやってもらったという気持ちがプラスになる。

真っ暗にすると他の4つの感覚が鋭くなる。

目の過剰な部分を減らす。

そして本日の出演者のムスタファさんは、視力がない。

ということは、楽譜をみないで耳だけで覚えたということだ。


ムスタファ・サイードさんは1983年エジプトカイロ生まれ。
両親がイスラエル国境地帯に在留した際、イスラエル側からの、劣化ウラン爆弾を原料とした爆撃を受けたため、 放射能はDNAに在留し、被爆者を両親に持ち、生まれながらしにて盲目になった。
2004年アラブウード学院修了。カイロオペラハウス、アゼルバイジャンスーフィーフェスティバル、その他中近東諸国、スイス、フランスへ招聘される。
現在アントニン大学、レバノン大学にて教鞭 をとる。


常味祐司さん は日本のウードのパイオニヤ。
1960 年東京出身。日本では数少ないウード奏者。

8 9 年よりチュニジアにてアリスリティ氏の元でアラブ音楽を学ぶ。

NHK 「新シルクロード音楽」監修、「龍馬が行く」の楽曲提供。

日本でのアラブ音楽の紹介を演奏者としての立場で紹介する貴重な存在。


ヤン・ピタールさん1983年フランス生まれで10歳からギターを始め2005年にパリ市コンセルバトワール修了。

エジプトに渡りアブドゥダハールの元でウードを習得。

シリア人ミュージシャンとのユニットNoun Yaのメンバーとしてヨーロッパを中心に活躍している。


それぞれのソロ、ふたり、3人で。

ムスタファさんの瞳がものすごく透き通ってきれいで、世の中の汚いものをまったく見ていないからなのかなと、ふと思った。

ひとりだけウードが小さくて、子供の頃に練習で使ったものらしいけれど、音が高くて時々ピアノのようにも琴のようにも聞こえる。

なんかね、音でおしゃべりしているの。

ムスタファさんを真ん中に、常味さんとヤンさんがにこにことアイコンタクトして、ムスタファさんの奏でるウードの音色に、常味さんが「うんうん、そうだね」とウードで相づちを打って・・・

なんだかとっても楽しそうで、それが聴いている私たちにも伝わって、お寺全体がしあわせな空間になった。

休憩時間に常味さんが私たちを見つけて来てくださって、

「古典はそれぞれ弾き方が違うから、冷や冷やものだったよ。」

なんておっしゃっていたけれど、いえいえ重なり合ってとっても良い味を出していました音譜


この3人を引き合わせたのがサックス奏者の仲野麻紀さん。

アンコールで出てきてくださって、声楽の山本さえこさんも一緒に、トルコとギリシャで我が国の歌だと争っている昔江利ちえみさんも歌っていたという(題名忘れた)歌を。

即興なのかな、ウードを叩いたりなでたり、音が重なりあって溶けあって共鳴しあって、みんなすごく楽しそう。

私は保母さんになりたくてピアノを習ったけれど挫折し、楽器はなにも出来ないけれど、やっぱり楽器弾けたら楽しいだろうな。