もう11月。
ふた月づつのカレンダーは1枚だけになり、お店ではクリスマスツリーが飾られ年賀状が売られて、なんとなくうきうきするけれど気ぜわしい。
1日なので盛り塩をして、玄関にある月代わりのオブジェを替える。
今月は、案山子。
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今日は気功太極拳の日。
月に2度、母親とデート。
立禅をして、スワイショーという準備体操のようなものをして、【八段錦】という気功の前半四段までをし、24式太極拳に移る。
一通り終えてから、2式ずつ取り出して詳しく学ぶ。
「ショウ ホエ ビバ」という中国語の響きはさっぱりわからないけれど、「手揮琵琶」という漢字を見ると、「なるほど琵琶を抱く形だなあ」とわかる。
後ろに下がるには、つまさきから。
崖っぷちを後ずさりするには、かかとから下がるとバランスを崩して落ちてしまうかもしれないし、敵に突き飛ばされたら踏ん張れない。
両手を広げるのは、視界に入る範囲で。
そうしないと敵に手を取られてしまってもわからないから。
太極拳は戦術。
型は無駄がなく美しい。
日本の武道に通じるものがあって、藤沢周平の本に出てくる『秘剣』みたいだなあ、と思う。
なんだか舞踊みたい。
太極拳はいくつになっても出来るので、年輩の方の体力作りや、病気のリハビリの方がいらしている。
後ろ向きに進むこととか膝を曲げることが、歳を取ると難しくなるんだなと、鏡越しに気づく。
加齢によってだんだん出来なくなること、でも努力次第でその速度を落とすことは可能なのよね。
後半は24式太極拳を通しで説明なしで。
先生の中国語の誘導以外は、無音。
音がないのは日常生活ではあまりないことなので、とても不思議な感じがしてこの時間がいちばん好き。
八段錦の後半をして、「謝謝」「再見」と礼をして終了。
終わってから、先生と母と雑談をしていたときに、親の介護の話になった。
母は祖父が亡くなってから20年以上も祖母の世話をし、大変な思いをしていたのを見ていたので私は絶対長男とだけは結婚しないと思っていたくらいだ。
母が一昨年亡くなった祖母の話をするので、「もう亡くなったんだからいいじゃない。」と私が言うと、先生が、「良いのよ。長い間に溜まってきたものは、そんなに簡単には出きらないの。だから言って出してしまわないと。」
そうか、私は言ってもしょうがないものは言わないけれど、言うことで浄化になるのよね。
長い間かけて溜まった辛かった思いというのは、自然には消えてしまわないものなのね。
『許す』ということで手放すか、こうやって話すことで徐々に軽くしていくか・・・
押さえることは、便秘と一緒で体の中で毒素になる。
押さえつけてなかったことにしていると、ある日突然噴き出してきてパニックを起こす。
でも人に言えるってことは、まだ軽傷。
それでも「もういいわ」と思うまで出し切らないと、結局浄化出来ないのかもしれない。
今読んでいる『骨盤』に関する本で、
『「話す」という行為は、骨盤を引き締める。
引き締めは「送り出し」という排泄行為で、ストレスを発散して快感になり、聞いてもらって相手に共感してもらえると安心感に繋がる』、と書いてあった。
出すことも大事。出すことが大事。
日々、気づきだわ。