前の勤務先の後輩の披露宴に招かれた。

退職するとき、マッサージが好きだからサロン に来たいと言ってくれて、一応女性専科なのだけど新入行員のときから知っている弟みたいな子なので[どうぞ」とひとつ返事。

サロンを開いてからずっと通ってくれ、去年「結婚するから」とすてきな婚約者を連れてきてくれて、それから彼女も毎月通ってきてくれている。

「よくぞ、見つけた!!」と思ったくらい彼にお似合いの彼女で、毎月フェイシャルとリフレの施術に見えるたびにどんどんきれいになって、意識も変わっていって、好きな人と一緒になるという目標があると内面から輝いてくるのだなあと私も毎回刺激を受けて、お会いするのを楽しみにしていたので、今日をとても心待ちにしていた。

披露宴に出席するのも久しぶりだしニコニコ


チャペルの挙式から来てもらいたいと言われて、早い時間だし美容院で髪をアップにしてもらうと着物を着る時間がなくなるので、十何年かぶりで思い切って髪をショートにした。

20センチも切ってすっきり!!

二十歳過ぎて、3回目のショートで、シャンプーしているときになんだかすごく頭が頼りないけれど、ドライヤーを当てる時間が劇的に短くなったDASH!


今日の着物は、赤紅(っていうのかな)の一つ紋の色無地に刺繍衿をして、すすきや桔梗などの秋の花が入った青い袋帯。

お嫁入りにと着くってくれたのに、袖を通すのは今回が初めて。

着付けにたっぷりと時間を取ったつもりなのに、胸元はぐずぐずするし帯は上手く柄が出ないわで、また紺文さんに駆け込みDASH!

昨日 、「ちょっとだけ手直ししてくださいね。」と頼んだのに、長襦袢からの本格的な大直しとなったあせる

着付け教室で言われたこと、ほとんど忘れていて、「私、もう一度習いに来たほうが良いかも」と反省したしょぼん


気付けのプロにきれいに着付けてもらって、ホテルのチャペルへ。

花嫁さん、とってもきれいアップ

彼女をエスコートしてきたお父様の今にも泣きそうな顔を見て、新婚旅行の見送りに来てくれた父が、ホームで新幹線の扉が閉まるときに、一生懸命涙をこらえてなんだか怒ったような顔をして立っていたことを思い出して、うるうるしてしまった。

そういえばうちの父も、彼女のお父様と同じく「嫁に出しとうない」と周りに言っていたらしい。

娘の父親は、みなそんなものなのかもしれないね。


パナリののほほん日記2


披露宴ではちょうど今年、私の同期が彼の上司になったので、退職するときに同期会を兼ねた送別会をしてもらってから9年ぶりのうれしい再会となった。

もういいおじさんなのだけど、会うとどうしても初めて出会った新入行員研修のときの大学出たての彼に戻って、私も短大を卒業した二十歳の気持ちになってしまうのがとっても居心地が良くて、やっぱり同期はいつまで経っても特別な存在なのだと思う。

ほとんどが年賀状だけのつきあいだけど、元気なだけでうれしいなと思う。


心に残ったのは、彼女の来賓の短大時代の先生の祝辞。

同じ短大の後輩だと初めて知って、より親近感がわいたのだけど、その先生が「絆」という字の話をしてくださった。

「絆」という字は、糸が半分。

お互いが半分ずつ結んだ糸を持っている。

強く引っ張っても切れてしまうし、遠慮して緩めるとゆるゆるにほどけてしまう。

強すぎず弱すぎず、お互いが相手のことを思い合ってちょうど良いバランスを取りながら引いてください。

そしてまたその糸の先を伸ばして誰かとご縁を結んで、そしてまたその先を・・・

というようなお話で、「絆」という字は「糸が半分」って書くんだということに今更ながらに気づいて、なんだかすごく感動した。

退職したらそのまま切れる糸を彼が結んでくれて、その糸を彼女に繋げてくれて、そしてその彼女から糸が伸びて職場の先輩がサロンに来てくださって、彼からの糸はまた同期に繋げてくれて・・・

繋がった糸を、こんどは自分が上手に引いて縁を繋げる。

でも同じ強さでなければバランスが崩れてしまう。

バランスが崩れると、切れたり絡んだりほどけたりするものね。

そう考えると、縁は奇跡に近いものなんだなあと思う。


披露宴はふたりの手作りによるものが随所にちりばめられていて、準備が大変だったことを事前に聞いていたので、心のこもった温かい演出ひとつひとつに感動して、ふたりが顔を見合わせてにこにこと笑いあっているのを微笑ましく見つめて、来賓というよりも親類の気分になっちゃった。


パナリののほほん日記2

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