昨日は満月満月

ここからまた新月に向かって、浄化やクリーニングに最適な期間なの。

夜はお客様がいらしたので、お帰りになるときに一緒にお月様の光を浴びようと外に出たのだけど、あいにく厚い雲に覆われて、残念ながら拝むことはできなかった。

でも見えなくても分厚い雲の向こうで輝いているのだものね。

気持ちがざわついているときは、満月の光をみるとエネルギーが乱されるけど、気持ちが落ち着いているときだったら、エネルギーが倍増するのよねアップ

満月は吸収だから、久しぶりに自分のお顔のマッサージとパックを。

人のお顔は一生懸命マッサージするくせに、自分の顔はすっかりおろそかになってしまってあせる



今度、出雲に行くので、予備知識を仕入れるのも兼ねて、今日は中井貴一主演の【レイルウェイズ 】を観に行った。

普段、映画はひとりで観るのだけど、これは夫もきっと好きだろうと思って誘ってみた。

「ALWAYS三丁目の夕日 」の企画会社だから、きっと温かい映画なんだろうなあと思って。

島根県の一畑電車というローカル線の運転士になった49歳の元エリートサラリーマンの話。


筒井肇(中井貴一)は、一流企業に勤めるエリートサラリーマン。

工場整理のリストラを完了させて取締役昇任という任務を与えられるが、同期の工場長の川平(遠藤憲一)の突然の死や、島根に住む母絹代(奈良岡朋子)の入院がきっかけになり、子供のころなりたかった、一畑電車 (ばたでん)の運転士になろうと決心する。

妻の由紀子(高島礼子)は専業主婦からハーブショップのオーナーになったばかり。

娘の倖(本仮屋ユイカ)は就職活動中。

仕事が忙しくて家庭を顧みる余裕を持てない肇、気持ちが離れていた妻や娘が、転職をきっかけに心が近づいていく。


なんだかね、すごく良い映画。

大手企業の49歳のエリートサラリーマンの転身。

普通だったらもったいないと思うけど、中井貴一さんの表情がどんどん穏やかに楽しげに変わっていくのね。

ホームに腰掛けてお弁当を食べているときの表情なんて、子供みたい。


母親に東京に出てこないかと誘うのだけど、「ここがいい」と断られる。

仕事に対しては、別に不満も持っていなかったと思うのだけど、母親の入院手続きで実家に戻り、母親が取っておいてくれた一畑電車のたくさんの切符をみて、そういえば子供のころ一畑電車の運転士になりたかったんだなあと思い出し、「今が自分の夢に向き合う最後のチャンス」と、未練なく辞める。


娘に、

「ばあちゃんが倒れたのに、ばあちゃんより大事な仕事があるの?

と聞かれて、

「お前も社会に出たらわかる。」

と言い、一日でとんぼ返りした肇。


「ぼやぼやしてたら就職なんてできないぞ。」

なんて言っていたくせに、

「少しずつでいい。

前に進めば、それでいい。」

って言うの。


娘に、

「仕事、楽しい?」

と聞かれて、

「恥ずかしいくらいに楽しい。

仕事が楽しいなんて、うそだと思っていた。」

って。


私も、会社に勤めていたときは、会社はお金を得る代わりにある程度自分を殺して働くところと思っていた。

仕事辞めてリフレクソロジストになって、仕事をしているときが本当に楽しいと思えるから、今は肇の気持ちは良くわかる。

しあわせって、地位やお金じゃなくて、目に見えないもっともっと大切なものなんだなと思う。

リストラで仕事を辞めることになったり、親の介護で故郷に帰らなければいけなくなったりして、止むを得ず違う仕事を見つける人は多いけど、肇は清々しいほどきっぱりしていて素敵だ。

やりたいことをやっている人は、心に余裕が出来て、周りの人に目を向ける余裕も出来るのね。

妻の由紀子は、東京と島根に離れることで、夫の大切さに気づく。

娘の倖は、父親の変化や祖母の死に向かい合うことによって、自分の進路を見出す

肇と同僚の大吾(三浦貴大)は、野球でプロを目指していたのに故障して断念し、夢もなく運転士の道を選んでなんだか世の中すねているんだけど、肇の言葉や仕事に対する姿勢を見てだんだん心を開いていき、自分を輝かせる場所を見つけていく。


みな、それぞれの人生。

自分がいちばん輝く場所を見つけていけばいいんだよねって思う。


肇の

「自分の限界は自分が決めてしまう。

あきらめないで努力さえしていれば、叶う夢もあるんだよ。」

という言葉が胸に響いた。

この映画は、邪魔する人も、どんでん返しもなく、ずっと心平らかにみていられるのがいいなと思った。

みんなが温かい。

母親役の奈良岡さんもそっけなくてぶっきらぼうなのに、子供を思いやる気持ちがあふれ出ていて、一畑電車の社長の橋爪功さんも、営業部長の佐野史郎さんも、運転士指導の甲本雅裕さんも、車両課長の渡辺哲さんも、司令室の石井正則さん、運転士の緒形幹太さんも、電車が好きなんだなあという気持ちが伝わってくるし、母親の介護士の宮崎美子さんも、同級生のしじみ漁の中本賢さんも、入院した絹代に代わって畑仕事をしている承服亭松之介さんも、みんなみんな生き生きと仕事をしていて、それぞれ素敵だなあと思う。


一畑電車がまたいい。

のどかな田園風景。

オレンジの車体に、草原の緑と菜の花と空の青がとてもよく映える。

デバニ50形は、製造当時のまま現存する電車としては日本最古で、鉄道ファンはたまらないらしい。

手動だし、自転車も積めるし、走ってくる人を待っててくれたり、荷物を線路に落としたら取ってあげたり、なんだかとってものどかでほのぼのする。

まったくCGを使っていないらしい。

エンディングのユーミンの歌も、心に沁みた。


しかし中井さんって、本当にサラリーマンと制服がよく似合う。

普通の人が似合う役者さんて、幅広く演じられるよね。

同期で親友の遠藤憲一さんは、実年齢でも同い年だったのね。