「人類三千年の幸福論 ニコル・ルマニエール・クーリッジとの対話」 ヤマザキマリ 著 集英社


ヤマザキマリさんと、漫画や日本文化に造詣の深い美術史家との対談、漫画、エッセイを収録。

大英博物館の「マンガ展」キュレーターとのこと。


収録の漫画は、「美術館のパルミラ」。シリアの古都パルミラの遺跡は一時「イスラム国(IS)」の支配下に置かれ、破壊された。ISにより惨殺された、考古学者ハレド・アサド氏に捧げられている。この作品は、ルーヴル美術館特別展「ルーヴル NO.9〜漫画、9番目の芸術」に出展されたとのこと。


対談、漫画、エッセイのどれも良かった。特に対談ではとても印象に残る考えや言葉に触れたはずなんだけど…図書館の本でもう手元にないと、思い出して書き出すのは難しい。


「人類のいま遭遇している困難は過去にもあったものばかり。今こそ過去の歴史や文化、芸術から学ぼう」みたいなメッセージではないかと思う…。


物事を俯瞰で見ることの大切さとか、民主主義はマインドだと思うとか、絵画は脳みそのごはんとか、色々気になるワードがあったのだけど…。


もう一度読みたいので再予約した。人気があるのでもともと順番待ちし、次もまた数人待ち。図書館の本は時に数百人単位で列が出来てるのはびっくり。


とりあえず、睡魔と疲労と怠惰と闘いながら、借りてきた本を読もうと思う。寝落ちしてることも多いが、懲りずに続けよう。親が好きなことをするのもいいみたいだし、子どもの絵本も借り続けよう。ヒットしないこともあるけど…。一緒に博物館、美術館はどうもまだ先のようだけど、いつか行けたらいいな。