今日も立ち寄り下さいましてありがとうございます。今日は今日も憤っております。
私個人からすると町の広報誌に書いてあったことに「騙された」様な気分です。
去年の5月には「社協」が寄付の「活動」を依頼してきたことについて書きました。
また社協に騙された・・・。「ウソ」とは言い切れない巧妙な手口で。
いや、実質的に「被害」にあった訳ではないのだけど、福祉を謳う団体が、こんな卑怯な手口を使っているのかと、気付いて呆れているところです。
私の住む徳島県北島町では毎月1日頃に広報誌が家庭の郵便受けなどに配布されます。次の通り「点字版広報紙や声の広報をご希望の方は、北島町社会福祉協議会へ」と書かれています。 先ほど調べてみたら、2023年11月号からこの様な記載がされている様です。
ただ・・・。町報紙自体にUni-Voice(ユニボイス)コードなどの掲載は無く、視覚障がい者にとっては介助者に頼るか「点字版広報」「音声版広報」に頼るしか無いのが現状です。
もっとも、それも自治体や社会福祉団体が「提供」していればの話なのですが・・・。
地方自治体の広報誌にこれらの表記がされる様になった背景には2022年制定の「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」 や2024年に改正されている「障害者差別解消法」がある様です。
政府広報オンラインでも「地方自治体が点字広報や音声広報を発行することは、~中略~ 実質的に義務」と表現していることからも、町への「実質的義務づけ」であることが理解できるかと思います。
さて、そこでその広報に書かれたこちらの表記ですが、皆さんはどの様に解釈されますでしょうか?
「点字版広報紙や声の広報をご希望の方は、北島町社会福祉協議会へ」
この表示を読んで、あなたなら「点字版」「音声版」がどこに「ある」とお考えになられるでしょうか。
本日、私の家族が社会福祉協議会のある施設へ入浴に行くというので「点字版広報」について訊いてきてもらいました。
その回答は・・・・。
「ありません」
でした。つまり、墨字版広報誌に書いてあった曖昧な表現・・・
「点字版広報紙や声の広報をご希望の方は、北島町社会福祉協議会へ」
の続きまで書くと・・・
「点字版広報紙や声の広報をご希望の方は、北島町社会福祉協議会へ来てもありません」
が「正解」ということになります。
いやいや、そんな訳ないやろ。わざわざ広報紙に墨字で「ご希望の方は、北島町社会福祉協議会へ」と書いてあるのですから・・・。
「6月号はまだありません」
か・・・
「5月号は既にありません」
の間違いでしょ~。って、私もそう考えましたよ。
そこで・・。町役場のカウンター付近に「点字広報」が置いてあったのを思い出しました。そこなら「バックナンバー」が置いてあるだろう。「点字関係」と書かれた書架が設置されていた筈。
夕方になって役場窓口に行ってみたところ、確かに書架はあり、「点字広報」のバックナンバーはいくつか置いてありました。
けれども、その「広報」は「県の広報」ばかりで、「町報」ではありませんでした。つまり・・・。
「点字版(町の)広報紙をご希望の方は、北島町役場窓口に来てもありません」(県の広報ならあるけどね)
役場窓口に無いなら「北島町図書館」ならバックナンバーの閲覧が出来るでしょ。何月号まで点訳済みで何月号が未だ「ない」のか、図書館に行けば確かめられるんじゃないかと・・・。思ったのですが、図書館にもありませんでした。
「点字版(町の)広報紙をご希望の方は、北島町図書館に行ってもありません」
というのがより現実的な表記だったと言えますね。
図書館では「読書バリアフリー」の啓発を、点訳ボランティアの方々や音訳ボランティアの方々と一緒に行っています。なので図書館職員の方は町内で活躍する「点訳ボランティア」や「音訳ボランティア」の実態をよく理解されています。
図書館職員さんが教えて下さった情報によると・・・
・「町報」を原稿にした「声の広報」はボランティアの方が社会福祉協議会へ収めていると聞いている
・「町報」を原稿にした「点訳」を行っているボランティア団体は現在は無いと認識している
・以前は町内の点訳サークルが町の点訳業務を引き受けていた様だけど、現在はそれだけの余裕が無いようである
・実質的には町内の視覚障がい者の方々は音声情報で町の広報を得ている様である
私への同情心からかどうかわかりませんが、図書館の職員さんが「これ(町報の表記)はおかしい」「せっかく点字が読めるのに残念・・・」と同意して下さったのが印象的でした。
ボランティアさんたちの活動が「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」に追いついていない。
という現実が見えてきました。図書館職員さんに深々と頭をさげ、お礼の気持ちをお伝えして帰宅しました。
図書館でも「知らぬ」「存ぜぬ」だけだったら社協へも出向こうかと思っていましたが、ここまでの現実を突きつけられれば、「ない」モノが「ある」に転じることは無さそうです。
・町役場窓口にも「ない」
・図書館にも「ない」
・社会福祉協議会にも「ない」
点訳版町報など町内のどこにも「存在していない」のですから。
「寄付活動」の責任すら町内会役員個人に転嫁してくる団体に、「ない」ならお前ら自身で作れ!と言ったところで、ボランティア無しで点訳出来る能力は無いでしょう。
それでも町報には「ある」とも書いていなければ「ない」とも書いていないのです。虚偽の広報ではないんですよね。
その代わり彼らは・・・・
事実を報道しない自由
を選択したのです。「ご希望の方は」 に対する結論は「報道しない」・・・。
肝心なところを書かずにごまかしている。
訊きにきたら答えを教えてあげるよ~ん!
音声データがあるから点字要らないでしょ~?
・・・て、視覚障がい者に対してこんな失礼な態度をする団体に「福祉」を任せているのだから、ホント情け無いやらイチ町民として、点字を読まれる視覚障がい者の方に申し訳ないやら・・・。
点訳ボランティアの方々にも失礼でしょ。
無報酬でがんばって絵本や小説を点訳して学校や図書館に寄贈しているのに、町報まで点訳する余裕が無いという事実をウソ偽りなく報道して下さいよ。そんなに困っているなら、点訳の勉強でもして助けてやろうじゃないか。という頼もしい協力も得られるかも知れないのに、社会福祉協議会が「自立」しているかのように見せかける「見栄」の為に点訳ボランティアの活躍すら陰へ追いやっている。
みなさんがお住まいの自治体・社協はどうですか?
同じような「ごまかし」してませんんか?言葉通りの「福祉」、みなさんの町にちゃんと存在していますか?
【私の反省と言い訳】
さて、ここからは私の個人的な問題とその問題に対する「言い訳」なので、スルーして下さってもかまいませんし、揚げ足を取りたい方はどうぞ揚げ足取りのネタにご利用下さい。笑
私は現在「点訳」のボランティアをしているので・・・
文句があるならお前がやれや!
との声も聞こえてきそうです。
ホントその通りなんですよね。ボランティアが足りてないから町報の点訳がされていないのです。
だったら点訳ボラである私がやれば済む問題ではありますよね。
ただ、私は既にサピエ図書館に収める本の点訳を「宣言」して取りかかっている状態なんですよね。これが私の「点訳3冊目」の本で、それすら1年以上掛かっているし、重複して「点訳2冊目」も何ヶ月も前に「第一校正」に出したきりです。
さらに、視覚障がい者のYさんと個人的にICレコーダーの取扱説明書の点訳を請け負っていますし、所属している点訳サークルでは「広報」も担当させてもらっているため、自分たちの「会報」も「日本語墨字」ベース(Word・Excelのデータ作成)で作成しています。会報の点訳は別の役員さんにお願いしているところですが、これもやがて「広報」の仕事として引き受ける予定です。
そのような中で今、たとえば最新の町報「6月号」の点訳に私が着手したとして、何日遅れで触読者の元へ届けられるでしょうか・・・?
そして、遅れてでも完成させたところで社会福祉協議会が利用者に「遅くなってすみません」などと私の代わりに謝罪シテ下さるのか?それとも「あります」とか「ありません」で済まされるのか?
そもそも点訳データを社会福祉協議会へ持ちこんだら、校正は手伝ってもらえるのか?点字プリンターで印字して下さるのだろうか?それとも点字プリンターでの印字すらボランティア任せなのか・・・。
とにかくボランティアにとって「お金のかかる部分」は個人では引き受け兼ねるのです。私が個人的に点訳をお引き受け出来ているのは、私が作った点訳データを依頼者様ご本人に「視聴覚障がい者支援センター」に持ちこんで頂き、印刷ページ数に応じた料金を自己負担して頂いているからです。当然といえば当然ですよね。
ところで、私たちの点訳サークルには78名の会員が居るのですが「北島町」に住む者は私ひとりだけです。一方で北島町には前述の様に古くから点訳活動をされている方がいらっしゃいます。「点訳燦の会」「点訳の会UZU」というボランティアサークルが活動されています。そして北島町内でも点訳ボランティアの養成講座が行われています。
社会福祉広報2021年10月号より
【またお前かっ!】
北島の人は北島で講習を受け、北島で活動するサークルに参加している・・・だから私たちの「徳島県点訳友の会」には北島町の人が居ないのかもしれません。実は私もサークルに加入する際には北島町内のサークルも考えていたのですが、北島では児童書や絵本の点訳が多い様で、私が読みたいジャンルとは違うと思ったので町内のサークルには加入していません。
北島町で養成講座を開催している主催者は誰なのでしょうか?検索してみたらなんと!
社会福祉広報2025年3月号より
そう。何のことはない。「北島町社会福祉協議会」じゃねぇかっ!
「障がい者のニーズに応じた事業を実施」と書いてありますね。
ニーズに応じて点訳者を養成しているのですから。そりゃ大切な事業ですよね。
ニーズに応じた事業・・・
どこが?
町報紙面ではあたかも点字広報が「存在」しているかの様な誤解を招かせ、実際に訊きに行くと、いともあっさりと点字広報「ありません」と。点字にニーズが無いから「ありません」なら、ニーズが無いのに点訳者を養成していることになりませんか?
こんな矛盾を平気で町報や福祉広報で度々垂れ流しているのですから、「二重基準」「二重拘束」。そんな環境で学ぶ受講者が気の毒でなりません。
6月4日追記:
「町報きたじま」を編集・発行している北島町総務課へ行ってきました。窓口では丁寧に対応して下さり、「ぼくも(点訳版町報)を見たことがありません」「この表現だと“ある”様に見えますよね」と不十分な表現や矛盾があることを理解して下さっている様でした。次号から、町報での表現は変わるんじゃないかとわずかながら期待していますが、現状が「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」を都合良く解釈しているとも取れますので、もしかしたら相変わらず法のすき間のグレーゾーンに隠れるかもしれません・・・。責任者と話した訳でもないので一応「ご意見しておいた」というところでしょう。
役場からの帰りに、北島町社会福祉協議会にも行ってきました。こちらは「ご意見」したところで「ああいえばこういう」反応しかなさそうなのであくまでも「点訳ボランティア活動」についての問い合わせという姿勢で社協窓口に・・・・。
というかここまで書いてたらちょうど北島町社会福祉協議会の点訳ボランティア担当の方から電話を頂きました。
これまたその電話がどろどろと言い訳じみていてなんとも「閉鎖的」で不愉快。
北島町のホームページで・・・。
・点訳サークルの窓口が「社会福祉協議会」であること
・毎月1回、第2週目の特定の曜日に「学習会」を開催していること
・活動内容や代表者のお名前
これらが掲載されています。
ちょうど来週が第2週なので、社協窓口に行った時に今月も学習会があることを確認して頂きました。そして参加したい旨をお伝えしたところ、施設の利用者証が必要という。また具体的に何時に来たら良いのかなど詳細を知らせて下さるというので連絡を待っていたところでした。
そこへ掛かってきた電話で、「学習会ではなくて定例会です」とか「第2○曜日ってどこに書いてありましたか?定例会は会員さん向けにしか公開していないのですが・・・」って。私にとってはボランティアさんたちに町報を点訳する余裕があるのか?それども需要が無いから点訳していないだけなのか?といった目線でボランティアの方々の様子を見て、お話を伺いたいのです。
「学習会か定例会か」「その開催日が公表されているのか秘密の情報なのか」など極めてどうでもいい問題なんですよ。
ところがこちらから訊ねてもないのに、問題を「すり替え」、そしてそのおかしなことに拘りを見せるからこちらとしても新たな疑問が発生するんよね。「ボランティアの方は家で点訳されているのですよ」って言うけど、そんなことは当たり前の話。出かけて行って捗るものではない。家でこそコツコツと取り組んで仕上げて行ける。けれども家で一人で悩んでいても捗らない。だから悩みを持ち寄ってみんなで勉強しているのですよ。「勉強会」を否定出来るってことは・・・勉強などに頼らなくても完璧な点訳が出来、知識を授けなくてもいつでも需要に応えられる・・・ということですよね。この人たちは「向上心」の欠片も持っていないのでしょうか。
北島町の点訳サークルは絵本や学校図書・児童書の点訳が多いと伝え聞いております。電話では「そもそも町報の点訳データが存在していない」ことを認める発言をしていました。5月号がもう無いのではなく6月号が未だ無いのでもなく、点訳広報がそもそも「無い」。
そのことは認めているにも係わらず、「希望があれば作ります」という。前日には私の母に「ありません」と説明していたにも係わらずです。「ありますか?」と聞かれたので「ありません」と答えたのだそうです(訊かれたことには答えたと)。私の母が穴師の途中で帰ったから話が出来なかったのだそうです。私の母は耳が遠い。どこまできちんと向き合って説明しようとして下さっていたのか?
そして「作るといっても直ぐに作れる訳ではない」みたいなことも言い出す始末・・・。ならば、例えば私が点訳データを持って行ったら点字プリンターで出力してくれるのか?1枚あたりおいくら負担すれば印字して下さるのか?
そうすると「私たちのところ(社協)に点字プリンターはない」「データ持ちこみによる印字は行っていない」という。
日頃は学校や点字図書館の依頼には応じていて、町内の視覚障がい者からの持ちこみや個別リクエストには応じていない様子。点訳サークル窓口担当の社協職員が知らないだけなのかも知れませんけど・・・。
実績が無いにも係わらず「希望があれば作ります」という姿勢は点訳ボランティアをなめてるのではないか?
「点字広報ありませんか?」の問いには「ありません」、問い詰めれば「希望者には作ります」、自分で作りたいと言えば「勉強会はやってません。例会に参加するなら点訳が出来る人を」だそうです。
まさに「あーいえばこういう」で社会福祉協議会を名乗りながら自立出来てない大きなだだっ子です。
余計なこと言わずに「サークル活動は○日の○時からなので○時ころには手続きに来て下さい」で済むものを・・・。
言わなきゃええものをこんなことも電話でおっしゃっていましたよ。
「ここ数年は受講者がいないので、北島町の点訳奉仕員養成講座は今年度からやりません」
徳島県点訳友の会では令和4年度の修了生は4人。令和7年度の修了生は7人が入会されています。入会して点訳を継続している方だけでもこれだけの方が在籍しています。受講生はそれ以上居たかもしれません。私たちが受講したときはたしか4人が修了し2人が入会しました。
北島町は数年間受講者が「ゼロ」だという。けれどもそんな報告は「福祉広報」に載っていません。
確かに2025年3月の福祉広報に募集記事があったのに、2026年3月の福祉広報には無い。しれーっと「無かったこと」にしてしまっていたのね。言われなければ気付かなかった~。
育てる気は無いのに見栄だけはご立派!
現実はほころびだらけですよー!
やる気がないからそもそも普及活動すらしてないよね。社協はボランティアに頼りっきり。ボランティア側も点字プリンターすら自前で買ってくれないのに社協のメンツは守らされるのですから、せっかく点字を学んだ人たちなのに「音訳広報」があるから充分ってホントお気の毒です。いっそ点訳なんて全部やめてしまって「音訳」サークルに合流したら?
実力があろうが無かろうが社協は「見栄」でボランティアを使う。日赤募金の募金活動を「町内会役員」をボランティアに「委嘱」してまで責任転嫁していたのですから、ボランティアに責任転嫁するのはアサメシマエってところでしょう。
さて、こちらから望んで訊いた訳でもないのに、次々と電話で福祉事業が上手くいってない内情をゲロゲロお話して頂いたところで、私が「でしたら社協にお任せして安心ですね」といった気持ちになる筈もありません。私は社協の愚痴のはけ口ではありません。社協の保護者でもありません。
予定医通り来週の(「勉強会」・・・と言われるのが気に入らないらしいので)「定例会」とやらに参加させて頂きます。社協の姿勢はもう充分わかった。サークルの姿勢はどうか?
どうぞ皆さんも今後の成り行きを見守って頂ければさいわいです。
以上2026年6月4日夜 追記



