頚椎椎間板ヘルニア | まことの気になる事!

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頚椎椎間板ヘルニアとは


 頚椎の椎間板の髄核が突出し神経根脊髄を圧迫する疾患です。


ネッター解剖学アトラス原書第3版図17より抜粋

 30〜50歳の男性に好発し、
原因は、遺伝的素因、喫煙、加齢などが挙げられる。

この中でも特に加齢による椎間板の変性が特に大きな原因ですが、変形が高度に進行すると椎間板内圧が低下し、かえって突出しにくいので高齢者には比較的まれにしか発症しない。

 主な症状は
 後頚部痛(頚部後屈時に症状の増強がみられる。)
 頚部の可動域制限。
 ですが損傷部によって少し症状も変わります。
代表的なのが、
①神経根症
    ↓
一側上肢の強い放散痛、しびれ、脱力
まれに狭心症様症状(前胸部や肩甲帯部への放散痛。)がみられる。

②脊髄症状を呈した場合
   
両側手指のしびれ、巧緻運動障害、四肢の感覚障害、歩行障害。
症状が進行すると、膀胱直腸障害がみられる。
 などがあげられます。

治療や施術の基本は保存療法になります。
 頚椎カラーの使用や物理療法、クリニックでは薬物療法や神経ブロック注射。

 重度の脊髄症状を呈した場合は、早急に手術療法を検討するようです。

 ただ初期の段階でしたら姿勢や生活習慣の改善で痛みが軽減することもあるので、少しでも気になる症状がおありでしたら気軽にご相談ください。