大阪府の公立高校入試で、最難関文理学科。
なかでも北野・天王寺・大手前・三国丘・茨木といったところは、
大阪府下のトップ層が集まってくるので、偏差値も合格点もすごく高いです。
親として気になるのは、
・偏差値はどれくらい必要?
・合格基準点って、何を目安に見たらいい?
今回は、公立高校入試制度のしくみを押さえたうえで
偏差値と点数の見方、我が家の感想をまとめます。
文理学科は学力検査重視。配点を知ろう
中3生がいるご家庭ではとっくに押さえていることだと思いますが、
まずは文理学科の配点について。
大阪府の公立入試は、学力検査と内申点(調査書)の合計900点で判定。
文理学科は、学力重視のタイプ(タイプⅠ)を採用する学校が多い。
学力検査:5教科×90点=450点満点 → 1.4倍で630点
内申点:中1×2+中2×2+中3×6(合計450点満点) → 0.6倍で270点
完全に内申点より当日点重視ですね![]()
偏差値65が目安?でも安心できない…
文理学科を目指す場合、中2頃の実力テストや模試で偏差値65以上がひとつの目安、と先生から聞きました。
この時点で偏差値65以上が安定していると合格が現実味を帯びてくるのも確か。
もちろん、偏差値だけで安心できませんが…💦
大阪の文理学科は当日の入試問題にC問題を採用していてこれが本当に難易度が高いです!
・文理学科の多くは最難関のC問題が採用される
・英語はリスニング、英作文を含み、時間との勝負になりやすい
・年度によって難易度差があり、点数が思ったより動くことがある
偏差値で現在地を知り、本番でしっかり点数を取りきりたいですね!
実力テストの偏差値はブレる。
偏差値は、「自分の力が上下した」というより「受験者層と問題の条件」の影響が強いです。
同じくらい勉強して臨んでも、
問題が難しかった![]()
周りが強かった![]()
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範囲や形式がいつもと違った![]()
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これだけで、偏差値はかなり上下。
体感としては、偏差値は±3くらい動くイメージ。
親がここを理解して一喜一憂しないようにしましょう。
今回は難しかったね、と軽く流す程度がよさそうです![]()
国語は特に波が出やすい。1回の結果で決めつけない
うちもそうですが、文理学科志望の男子の多くは国語を苦手としています。
そして、上振れ、下振れのしやすい科目。
・文章の相性
・テーマの得手不得手
・設問の聞かれ方
これにより、全体の点数が大きく動きます。
だからこそ、国語やその子の苦手科目で崩れた回があっても実力が落ちたと決めつけない。
複数回の結果を並べて、平均と傾向で見る。
これが大切だと思っています![]()
ちなみにうちもまだまだですが、家庭でできる国語のサポートはこんなことしていました。
・漢字、語彙を日常的に回す
・解答解説を一緒に読みながら「なぜその答えになるか」を言葉にする
・記述は短くてもよいので、型を決めて書く練習をする
親が全部教えることやもはや難しいので、困ったときや落ち込んだとき気持ちを
言語化してしっかり認めてあげようと意識していました。
文理学科トップ5校。合格基準点の目安(安全圏の例)
ここでは、過去のデータを参考に文理学科代表5校を例に合格基準点の目安をまとめました。
ただし「合格最低点」ではなく、比較的安全圏(B判定以上)の目安として見てください。
| 高校名 | 内申点の目安 (270点満点) |
学力検査の目安 (630点満点) |
総合得点の目安 (900点満点) |
|---|---|---|---|
| 北野高校 | 約269点 (オール5相当) |
約547点 (87%) |
約750点以上 |
| 天王寺高校 | 約267点 | 約501点 (80%) |
約730点前後 |
| 大手前高校 | 約266点 | 約466点 (74%) |
約700点前後 |
| 三国丘高校 | 約266点 | 約497点 (79%) |
約720点前後 |
| 茨木高校 | 約265〜266点 | 約507点 (80.5%) |
約720〜730点 |
こうして見ると、どの学校も共通しているのは、
内申はオール5に限りなく近い
当日点は630点中500点前後が目安になる学校が多い
偏差値だけでなく、点数で見るとイメージが湧きやすく現実的に感じます。
偏差値。うちの場合
我が家では中1から文理学科を意識して動いていました。
実力テストの偏差値は60〜65前後を行ったり来たり。
内申は、文理学科目指す中で平均か少し上くらい。
でも、実力テストで高得点取れても、内申点がよくても文理学科の入試は本番の「1問のミス」は重いです。
模試とは違う本番の緊張感。
うちの場合は国語ですが、何か苦手科目で大きく落としたらどうしよう…となりますね。
もちろん、得意科目でまさかの…ということもあり、受験は水もの。
実際、上の子は得意科目でまさかの失点、ちょっと苦手と思ってたものが救ってくれたということがありました。
最後まで何が起こるかわかりません![]()
英検2級は実質必須。得点保障は戦略として強い
文理学科の受験生の多くが、英検2級を持った状態で受験会場に来ます。
英検2級を持っていると、英語90点満点のうち72点が保証されるので
文理学科志望は血眼になって英検を頑張ります。
本番において、
・リスニングで崩れても最低点が残る
・英作文でやらかしても致命傷になりにくい
・本番のメンタルが安定する
文理学科を目指すなら、英検2級は絶対持っておきたいですね![]()
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冬休み明け。ここからが勝負のとき
中3の冬休み明け。
ここから一気に空気が変わる家庭、多いと思います。
模試、実力テスト、三者面談、志望校の最終判断。
親も子も、気持ちが揺れやすい時期。
ただ、この時期は伸びる子が多いです![]()
残り1〜2か月で、苦手を潰した子が強い。
だから冬明けの結果がしんどくても、まだ終わりではない。
次に何をやるかに切り替えられるかが大事だと思っています。
まとめ
受験って数字が多いですよね。
偏差値、内申、合格点、合格最低点…
でも、いちばん大切なのは数字に振り回されないことだなと自分に言い聞かせてます笑
偏差値が60前後でも、点数を伸ばせば合格は見えてきます。
逆に偏差値65以上でも、苦手を放置すると足元をすくわれます。
だからこそ意識したいのはこれ。
・偏差値より、過去の合格基準点を目安にする
・ケアレスミスを減らす
・苦手科目を放置しない
・内申点アップも忘れない
・英検など使える制度は戦略的に活用する
しんどくなったときは、過去の合格基準点を見て目標。
目指すものがはっきりすると、気持ちも少し落ち着きます。
同じように悩んでいるご家庭が、少しでも前に進めますように。