受験後の反省点、最後の3点目は学習スケジュールの自己管理です。これはいわゆる子供自身による自走型学習です。すなわち、自分で長期的な目標から課題を見つけて、中期・短期目標を設定して実行・管理することで、これは今回の中学受験ではできませんでした。

 

メジャー二刀流の大谷選手が、将来こうなりたい、そのためには逆算して、高校卒業時にはこうあるべき、そのためには高校生の今自分がこれができていないので重点的に強化する・・と先生指導の下、具体的なマイルストーンを紙に書いて実行に移した、あれが理想です。

 

それ程立派なものではありませんでしたが、今回の受験では私が、36ケ月カレンダー(長期目標)、3ヶ月スケジュール(中期目標)、1週間スケジュール表(短期目標)を設定して、共有していました。理想は子供自身でこれを作成・管理して欲しかったのです。ただ現実的には2つの理由で難しかったです。

 

1点目は、子供自身(親もそうですが)の受験情報の不足と、本人のスケジュール管理の経験不足からくるものです。40年前に私が中学受験したときは自分でやっていましたので、小学生には早すぎるということはないとは思います。そして2点目は、自分でスケジュール管理をしなくても、私が作っていた(要は親のやりすぎによる甘え)ので、自分で作る必要性が感じられなかったからではないかと思います。

 

子供自身で自走させるには、ある程度親は距離を置いて、子供自身が自分で気がついて始めるのを待つ必要があると思いますが、今回の中学受験では時間的な余裕がなく、そこまで待つことはできませんでした。ただ目標やスケジュールを設定する都度、子供と話し合って(多くは子供を説得して)決めていましたので、ある程度子供の意志も入った形になるようには努めました。

 

下ブログで書いたように、算数先取や過去問先行スタートなどの新たな課題を考えるときに

  D)親主導で別課題を見つけて取り組む

  E)子供自ら別課題を見つけて取り組む

の2つがあります。E)が理想ではありますが、D)でも子供が納得して取り組めば、E)に近いうなモチベーションで臨めるのではないかと思います。今回は中学受験というスケジュールが最初から決まったゴールだったので、自発的にスケジュール管理ができるレベルになるまで、サポートせずに待つことはできませんでした。中学生以降は過保護にならずに、子供自身が自分でゴール設定した上で課題を見つけて取り組み始めるまで、気長に待つように心がけたいと思います。