中学受験は無事に終えることができましたが、その反省点・今後の課題が何点かありますので書かせていただきます。まず1番目はノートのとり方です。

 

サピックスの授業中に、板書や先生の説明のキーポイントをきれいにノートに書くように何度も言い聞かせましたが、うちの子は最後まで復習に役立ちそうなノートは作ることができませんでした。きれいなノートの例を見せたり、まとめ方の例示をしたり、いろいろ試行錯誤しましたが、うまくいきませんでした。これは小学校のノートも同じです。日付やページ・表題の記載もなく、文字の大きさも不統一で字も雑、整理されたノートとは程遠い出来でした。

 

大昔、私が中学受験したときに四谷大塚の夏期講習の授業で、ノートのとり方の指導を受けて、それからノートがきれいに取れるようになったことを覚えています。例えば算数では1ページ1問でノートを作りなさいといわれました。ノートは詰めて書くと思っていた当時の私には衝撃でした。上1/3が問題骨子、中1/3が回答、下1/3が復習時の気づきの記入とする などです。これ以降はノートの書き方も、段落・Indexをそろえる、復習時に色をつけるなど自分でいろいろ工夫するようになりました。復習時には、まとめノートを作成することも自主的にしていました。

 

サピックスでも、授業で指導はされているとは思うのですが、うちの子は最後まで戦力になるノートは作れず、ただ雑然と文字が書かれたノートが山積みになるだけで、結果として復習に生かすことはできませんでした。板書をノートに書かなくても教材に書いてある、ノートに書くには分量が多いなどが子供の言い訳かもしれません。自宅学習で復習の一環として科目別のまとめノートを作ることも試しましたが、これも続かず断念しました。中学受験ではアウトプット(テスト)重視の勉強法をとった弊害だったかもしれないと思っています。

 

情報を整理して蓄積していくプロセスにノート作成は必須で、社会人になっても必須な能力だと思っています。今であれば紙にきれいに書けなくても、スマホのメモ・PCのExcelに残す方法もありますが、まずは紙のノートが基本だと思います。中学以降は自分でいろいろ工夫してきれいなノートが取れるようになってほしいと思っています。