以前にブログに書いた通り、私は約40年前に中学受験を経験しています。ただその時と今ではかなり状況が違っていて、かつその時の知識から教えられることは少なかったとも書きました。

 

ただそれでも私が中学受験をしていてよかったことがあります。それはまさにその経験そのものです。遊びたい盛りの小学生にハードな勉強を課す、そこにいくらゲームを餌にやらせても限界に達します。そのときに ”自分も昔経験してこうだったった” というこの一言は子供が行き詰ったときにかなり有効に効きます。

 

自分だけが大変な目にあっているとか、自分だけがこの壁を越えられず成績が伸びない、どうやっても覚えられない、気を付けていても間違う。いろいろな局面でこの言葉は説得力があります。この前置きがないと、親がいくら子供に言い聞かせても、”あなた(親)には私の状況やその気持ちはわからない” と子供から拒絶されてしまうリスクがあります。

 

この点は、兄や姉がいて、中学受験を経験している場合は、同じように説得することができると思います。”自分もそうだった・・” そうなんだ、と。 ただ親に中学受験の経験がなくても、兄弟が経験していなくても、少し工夫すると似たような説得のではないかと思います。

 

それが先輩・同時期受験親子の残してくれたブログ・インターEDUなどの書き込み記事です。下ブログにあるように、私はよくブログの記事を見て、他の子の成績などを子供に伝えて子供に刺激を与えるようにしていました。そこには自分ででっち上げた情報も含まれます。早稲アカはこんなに宿題がでてサピより大変だとか、日能研はこんなに丁寧に計算問題の過程の基礎を教えているとか、同じ5年生の子はXXXという参考書をこんなにやっているとか、真偽はよくわからないことも多数あります。ただ自分だけでなくみんな大変なんだ、その中での競争なんだ・・・とわかってもらえればいいのです。自分自身の経験は古くなりすぎていたので、実際にはブログなどをみてでっち上げた情報の方が多かったような気もします。このときのコツはときどき本当に記事を子供にも見せて信憑性を持たせること、うまくいっている例ばかりでなく失敗した例も紹介する(自信を持たせる)です。

 

(中学受験ネタも尽きてきたので、そろそろ当ブログは終わりになります。何か書いてほしいリクエストなどがありましたら、コメントをお願いします。)