中学受験は5年生が勝負になるという記事をどこかで見た気がします。受験が終了した今振り返るとそうだったかもしれないと思います。6年生は圧倒的に時間が足りなくなり、また全受験生の真剣度も増し、さらにいろいろな強化策(課金ゲーム部分も含めて)も講じられてきますので、落ちることはあっても成績を伸ばすのは大変難しくなります。

 

一般的に中学受験で忙しくなる時期は、5年生で算数の難易度が増す時期、社会の歴史が始まる時期、6年生9月以降で過去問が解禁になる時期だと思います。一方で4年生・5年生前半はだいぶ余裕があります。そこで、うちでは4年生から前倒しで算数を中心に取り組み、6年生が始まるまでにある程度貯金をしていく作戦をとりました。

 

算数は5年生の予習シリーズ(上下)・演習問題集がおすすめです。これは非常に丁寧に例題・演習問題・類似問題が記載されていて、中学受験算数の土台を全て網羅していると思います。時間がない方は、単純に例題を読んで類題を解くだけ、これを何週かするだけでも十分効果があると思います。予習シリーズでなくても他にいい教材があるのかもしれませんが、少し前倒しに算数を取り組んでおくと、スパイラルが1周増えて、理解も深くなる気がします。

 

いずれにしろ6年生はとにかく時間がないという声が多かったので、5年生の時に意識的に多めに勉強して3年間での勉強量の平準化を心掛けました。また質的には6年生3月の時点でαクラスに残っていることも目標にしていました。実際6年生後半になると本当に時間がなかったですが、それまでに過去問等を前倒しに進めていたおかげで、追加で早稲アカNNを加えながらも、無事に志望校過去問まで予定通り全て完了させることができました。

 

また現在5年生のお子さんの親御さんは、是非現在の6年生の方のブログをリアルタイムで見ておくことをお勧めします。既に十分見ている方も多いとは思いますが、ブログ村などで探すとまだまだ新しい記事が見つかることもあります。また何年か前の受験生のブログも結構残っていて参考になるものも多数あります。6年生9月の時点で、あの時こうしておけば良かった・・・という後悔がないように戦略を練って準備すること、これが受験成功の第一歩だと思います。