2020年1月
この日は電車で行く予定だったが、新型コロナウィルスが流行っているから心配だと言って急遽父が車で送ってくれることに。CTの結果も出るので、それも気になるから聞きたいそうだ。
がんセンターに到着。
改めて周りを見ると、やっぱり圧倒的に年配の患者さんが多い。お子さんが付き添いで来てる方もいる。
父 うちは逆だなぁ。ここにいると俺のほうが患者に見えるな。
たぶん父の率直な感想だと思う。
うーん、申し訳ない
10月のCTはどのくらい薬が効いているのか、ある意味楽しみだった。でも、今回は違う。
11月の風邪、正月明けのインフルエンザでこのところずっと体調が悪い。体調が悪いとやっぱり悪いほうに考えてしまう。自覚がなくても腫瘍が大きくなっていることだってある。これから検査をするたびに耐性に怯え続けるのだろう。
この日は診察が大幅に遅れて、予約時刻を2時間過ぎた。待っているだけでクタクタ。
主治医 こんにちは。早速ですけど、見てください。
CTの画像を見せてくれる。
主治医 薬が良く効いてますね!これ。前の病院では、わからなかったみたいだけど右肺にもうひとつ腫瘍があったんです。いまとなってはどっちが本物(原発巣)かわからないけど、どっちもこんなに小さくなってます。アレセンサが効いてるんですね。
主治医が指したもうひとつの腫瘍は10月に見つかったものより、もっともっと下のほう。
前の画像を見ても、確かにある。
私 はぁ…。良かったです。
口では良かったと言っているけど、またしても腫瘍が見つかったので素直に喜べない。
(↓心の中↓)
…マジ
腫瘍がもう一個って
聞いてないわ〜。CTでも見落とされるとは。
これ、検診だったらアウトじゃん。
だいじょうぶかなぁ…。
もう見落としとかないよねぇ???
私の場合、精密検査を受けた当初は肺はきれいで腫れがひどい肺門リンパ節が原発だと言われていた。
その後、右肺の中に腫瘍があったことがわかり、さらに今回もうひとつあったことがわかった。
私 このまま2つとも小さくなって消えちゃえば良いのにね。先生、頭部は大丈夫でしたか?
主治医 はい。問題ないです。とはいえALKの人は脳転移しやすいですからね。経過をみてどこかでMRIも撮ろうと考えています。
父 仮にです。もし画像でどこにも腫瘍が見えなくなったら、それは治ったとは言えないんですか?
主治医 そうですね。難しいですね。たとえ見えなくなっても細胞レベルではどこにいるかわからないですからね。
もしそうなっても治ったとは言えないです。
でも、薬が良く効いていますから。がんばりましょう。
ステージⅣ 完治はない。
何度も聞いた言葉。
父、がっかりしていないかな…と心配だったけど、薬がよく効いていると聞いて、とても喜んでくれていた
アミラーゼの数値は横ばいで、引き続き様子をみることになった。でも高いからといって体調に影響があるわけではないらしい。たしかに自覚症状は何もない。
そういえば肝臓にも転移があったはず。
主治医、何も言っていなかったな。
10月のCTでは、たしか米粒くらいになっていた。
何も言わないってことは、きっと問題ないってことだろう
来月忘れずに聞いてみよう。
2回目となる女性看護外来は、いまのところ特に問題がなさそうという理由で、とりあえず今回で終わりになった。また何か困ったことがあったら、いつでも予約してくださいって。
確かに困っていること、なにも思いつかない…
病気や今後のことはいま考えても仕方ないし…。
担当が同世代の看護師さんだったので、なにげに楽しみだったんだよね。ちょっと残念。
あぁ、私は自分の話を聞いてくれる人が欲しかったんだなぁ。
と、ふと気が付いた。