「与えること(他者貢献)が苦しい」
そう感じるあなたは、
自己犠牲せずにできる範囲を超えて
「人に与えよう!貢献しよう!」と
頑張った経験があるのだと思います。
きっと、ご自身の中では
そんなつもりはなかったと思いますが、
「この人の役に立ちたい!喜ばせたい!」
という気持ちから、
どこかで無理しすぎてしまったんですよね。
“与える”という行為を通じて
身を削った経験があるのだと思います。
与えることは、苦しいこと。
その意識があると、実は、
受け取ることも苦手になりやすい。
人からの親切や好意、感謝、
手助けやチャンスなどを、
無意識に受け取り拒否してしまいます。
それがなぜかというと、
“与えることは苦しいこと”だと思ってるから
「相手が与えてくれている =
相手に苦しいことをさせている」
と考えてしまうからです。
だから、せっかく人が
何かを与えてくれたとしても
「そんな、すみません...」って
申し訳なく拒否しがちだし、
「私も何かお返ししなきゃ...」って
居心地悪く感じちゃう。
相手にとっては、
あなたにそれを与えることが
喜びであったとしても、
あなたの中に“与える苦しみ”や
”貢献の痛み”の記憶が強くあると
人から差し出された
愛情や褒め言葉、応援や親切を
まっすぐ受け取れないんです。
*本当は、笑顔で「ありがとう」と受け取るだけでいいのですよ^^
ここまで書いてみて思いましたが、
「与えること」と「受け取ること」の
循環がスムーズになるだけでも
仕事や人間関係は
もっとラクになるかもしれませんね。
自分という素材を知って、
自分がすでに持っているものを活かして
ムリなく他者に与える・・・
そして、
周りから差し出された
いろいろな“良きもの”を拒否せず
ありがたく受け取っていく・・・
与えて、受け取って。
持ちつ持たれつ、支え合う。
その循環を喜びと共に回せたら、
人や社会と心地よく繋がるというのは
難しいことではないのかもしれません。