ビジネスの停滞期を打破する鍵は、いつもお客様の中にある。 | 自分に合った働き方を見つけるお仕事相談室*二階堂まき

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今の仕事に違和感がある・がむしゃらに頑張ることに疲れた・もっと心地よく働きたい、という人へ。あなたが自然体のまま力を発揮できふお仕事の方向性をご提案しています。

 

 

ビジネスをやっていると、

 

いろんな施策を試して

新しい学びも取り入れているのに、

なぜだかうまくいかない...

 

ということ、ありませんか?

 

 

何をしても響かない状態が続くと

どうしたら現状打破できるのか、

わからなくなってきますよね。

 

 

自分に自信がなくなってくると、

新しい知識の習得に走ったり

外側に答えを求めたくなりますが、

 

実は、その状況を解決するヒントは

"そこ"には無いことが多いです。

 

 

そこで今日は、

 

「うまくいかないときこそ、

 お客様(現場)に目を向ける。

 そこに必ずヒントがある!」

 

ということを実感した、

私の会社員時代の体験談を綴ります。

 

 

 

 

昔、WEBコンサルティング会社にいた頃、

ある大学のオープンキャンパスの集客を

お手伝いしていました。

 

その大学は有名校ではなく、

都心からは少し外れた場所で

アクセスが良くないこともあり、

 

志願者数が年々減っていることに

悩んでいました。

 

 

受験者数を増やすには、まずは

オープンキャンパスの来場者数を

増やすことが必要だったので、

 

そのために、どうWEB活用するか?を

考えていたんですね。

 

 

ただ・・・よくよくお話を伺うと、

すでにかなりの施策を打っているようで。。

 

まだ改善の余地はあるものの

SEO対策やLP改善も実施中で、

Google広告やFacebook広告にも

すでにお金を掛けている。

 

サイト内の導線改善もやっているし

駅前広告や電車広告も出していて。

 

 

あらゆることに取り組んで

少しずつ数字は上がっていましたが

 

目標の予約人数にはまだ届かない上、

掛けた予算額と労力に対して

成果がパッとしないのです。

 

 

いよいよ万策尽きてきた頃、

私たちは大学に直接出向いて、

学生たちにヒアリングをしました。

 

 

そこでは主に、

 

・この大学を知ったきっかけは?

・なぜこの大学を受験しようと決めたの?

 

といったことを聞いてみたんです。

 

そしたらね、見えてきました。

 

 

 

 

これまで大学側の方々は、

 

・まだうちの大学を知らない高校生

・大学名は知ってるけど志望度が低い高校生

(または、その親御さん)

 

に向けて、

 

あらゆるWEB媒体から

大学の魅力を伝えることで、

 

「こういう大学もあったんだ」

「なんか、気になるな」

 

と興味を持ってもらいたい!と

頑張っていたんです。

 

 

ですが、実際に入学した学生たちに

 

「この大学に興味を持ったきっかけは?

 志願しようと思った決め手は何?」

 

と聞いてみると、過半数の生徒が

 

「塾の先生に勧められたから」

「先輩に紹介されたから」

 

と答えたのですよね。

 

 

つまり、学生たちが

進学する大学選びの決め手にしていたのは

ほぼ "信頼する人からの勧め"だったんです。

 

「今の自分でも受かりそうな偏差値で、

 かつ、通える距離にある大学の中で

 周りのおすすめされた大学を選ぶ」

 

という考え方をしている子が

少なくなかったわけです。

 

 

こうなると、残念ながら、

いくら高校生や親御さん向けに

WEBコンテンツを打ち出しても、

 

それが学生の興味を惹く

きっかけにはなりにくい...。

 

やり方や切り口によって、

少しは試しようがありますがmm

 

 

この状況が見えてきたとき、

今までの施策が一向に響かなかった理由が

わかったのですよね。

 

 

WEBを使った集客活動は

決して無駄ではなかったけれど、

一番大事な部分を見逃していたのですよね。

 

 

この事実を知った上で打ち手を考えると、

 

・誰向けにどんなアプローチをするか?

・どんな媒体を掛け合わせるか?

・改めて、大学のどこを打ち出すべきか?

 

などなど、予算の使い方も

施策の内容も変わっていきました。

 

 

 

 

ややこしいお話になりましたが、

何が言いたかったか?というと、

 

自分の事業の現状打破のヒントは、

いつもお客様が持っている!

 

ということです。

 

 

新しいメディアに、新しいノウハウ...

集客のトレンドは次々変わっていきますが、

 

ただ情報に流されるのではなく、

目の前のお客様や事業の状況を見て

必要な打ち手を導くことが大切です。

 

 

そして、その際は、

できるだけリアルな情報に触れること。

 

想像だけ、机上での数字だけでなく、

現場に立って、お客様に聞くこと。

 

 

お客様が既にいる方は、

個別にヒアリングをしてみたり、

 

まだお客様がいない場合は、

お客様像に近い人に話を聞いてみたり...

 

もしくは、SNSやブログの読者さんに

協力をお願いしてみてもいいと思います。

 

 

ビジネスで行き詰まりを感じている方の

参考になれば幸いです。