60代の患者さん。
胃がんの手術のため、入院してきた。
・・・・・・・・・・この患者さんは、カツラを装着していた。
手術をするときには、女性なら、ネックレスや指輪はもちろん、化粧やマニュキュアも全部とってもらって、全身すっぴん状態になってもらう必要がある。
装着しているものがどういう成分でできているかわからないので、何に反応するかわからない。(手術では電気メスを使用するので。)
また、感染症にかかるおそれもある。
だから、カツラもももちろん不可。(僕の病院では。)
患者さんに、それを説明した。
『カツラをとってもらえますか?』
患者さんは、
『絶対嫌じゃ~!!!
この頭を他人には見せられん!!!』
・・・頑として受け入れない。
自分の命と、カツラとどっちが大事なんじゃ!!!
患者さんと、カンカンガクガクの話し合いをして、とりあえず麻酔をしたあとにカツラを外すことにした。
・・・しかし、患者さんにカツラのはずし方を聞いていなかったので、カツラを外すのに悪戦苦闘をしたとのこと(>_<)
カツラの装着をマスターした看護師は、手術後は、ちゃんとカツラを装着してもらって、そしてその上にニット帽をかぶせた。
患者さんは、そのニット帽がお気にいりになり、入院中、ずっとそれをかぶっていた。
『カツラより、こっちのほうが、メンテナンスもいらんし、安いよの~!』
喜んでいただいて、なによりです(^-^)