今日、バイト先に喘息症状のお婆さんが来院。

 

 

 

 

今、コロナが急増中。

病院の入院状況は3年前に戻っていると救急隊員さんが言っていました。

なかなか入院できないですよ。

 

 

 

スタッフ1、お部屋案内しますね、こちらです。

 

婆さん 遅い!!いつまで待たせるの!?こんな暑いのに。

    (しんどいのに!!ではないらしい。)

 

スタッフ1 (はぁ?よっぽどの状態でない限り順番じゃい!!)

 

 

 

 

スタッフ2  レントゲン撮りましょうか。こちらの洋服脱いで頂きますね。

 

婆さん ちょっと、それ、ちゃんと持っててよ!!落ちちゃうじゃん!!

 

スタッフ2 落ちませんよ。車椅子の上に置いていますので。

 

婆さん 落ちたら汚い!!ちゃんとしてよ!!

 

 

 

 

 

 

スタッフ3(私) ベッド移動しましょうか。点滴です。歩けますか?

 

婆さん 歩けない!何、このベッド高すぎるやないの!!←歩ける。

    こんな高いベッド横になられないじゃないの!!

 

 

 

スタッフ1、2のちょっとした会話やこの方とのやりとりで、ヤベェやつ来たと

は認識していました。

ちょっと会話するだけでわかります。

面倒臭い。

 

けど、こんなに全てを否定して文句ばっかり・・・

認知症じゃね?と。

認知症かも、と思って関わると別に腹も立たない。

 

見事に会話?伝えたいことを否定してくるので、

おかしくなってきた。

これほどまでに否定だけできるんだったら、

天賦の才能かもしれません。

 

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認知症じゃなく、普通に性格だったら・・・まじでヤベェ。

家族だったら関わりたくないな・・

 

 

 

 

「そうですね。喘息しんどいですよね。

いつからなんですか。50代から・・・急にですか?

 

そうですか、風邪をこじらせて・・・

え!?40日も入院されていたんですか・・

 

そうですか、季節の変わり目は症状が出やすいのですね。

(今は変わり目ではない)

 

滴下早いですか。これはどうですか?

針が当たって痛いですか。これはどうですか?

何かあったら言ってくださいね。

 

この速度はどうですか、こんな感じです。

はい、ではこれで行きますね。」

 

20分くらいの点滴で3回呼ばれた。

 

滅多にない。

 

秘技!精神疾患対応で培った、傾聴に次ぐ傾聴。

にて。

 

伊藤守さんの対話、コミュニケーション、聞くとは・・・

かなり傾聴の勉強になります。

人の話を聞くとは、能動的な行為で発言よりも難しい・・・

 

 

点滴が終わって、車椅子に移乗する時には、

婆さん 車椅子!?移動できるかわからない!!

    もっとベッドの淵?ここ?これでどうするの?

    立てばいいの?ふん、で?こう?

 

と言いながら。

 

全く介助なく、一人で移乗されました。

言葉だけで誘導。

なんだ、立てるし移動できんじゃん。

 

 

 

 

 

最後の方は、「ありがとうね。すまんかったね。」と

社会性ある言葉を残して帰宅されました。

 

他のスタッフ1、2は完全に”関わりたくない”との感じだったので、

最後まで私が関わりましたが。

 

久しぶりに強烈な人に会いました。

 

認知症が故にこんな感じになったら、

周りから皆、いなくなっちゃうだろうな。

 

元々の性格なら・・・

まじでヤベェ。

 

けど、これだけ言いたいことを言ってる人ですが、

清々しいとか、ストレスなさそうで良いなとは思いませんでした。

 

きっと世の中を斜めに見ているのか、

否定的に捉えているのでしょうから、あんな態度や言動になるのであって。

どんな幸せなことでも文句を垂れているでしょう。

 

なりたくない性格です。

 

文句と嫌味を言ってスッキリしているなら、まだ救いがありますが。

辛そうな婆さん。