上記画像は理想を形にとデザインしてみた3D画像です。こんな形の空冷Z用ピストンがあったらいいなぁ・・・と言う物です。軽くて高剛性、フリクション少なく耐久性に富みブローバイも減少しパワーも出るピストン。そんな欲張りな事をいつも頭の中で考えています。
勿論、考えているだけではいつまでも上記の様に絵に描いた餅で終わってしまうのですが、機能パーツ(特にエンジン内部の)は形だけ真似すれば良い物になるなんて甘いもんじゃありませんよね。例えば、空冷Z用として現実的なボア径で上記の様なピストンを造ろうとすれば、緻密な計算と設計、材料の選択は勿論の事、更には鍛造型から起こさないと作れないと思っています。
旧いモデルでは生産から既に45年近くが経とうとしている空冷Zですが、どうせ機能パーツを造るのなら、40年以上前のノーマルをそのままCOPYするのではなく、当たり前ですがそれ以上の物にしないと面白くないと個人的に思っています。
旧いZをよりカッコ良く楽しく安全に、そして末永く楽しめる様に。
この先も変わらない私達のコンセプトでもあるSTD+αという思想の下、更に突き詰めてゆきたいと思っています。