前回の記事で、
パリ出動の前日のジャルジェ家での晩餐のシーンで、
オスカルがアンドレを食事の席で誘っちゃう様子から、
この2人、お屋敷内では忍びあう恋じゃなくて、
結構オープンな関係❤だったんじゃないか?
なーんて妄想を膨らませました(*'ω'*)
今回はその更なる先、果てしなき大妄想大会が繰り広げられますので(笑)
ベルばら関連のお話ならなんでもO.K.な方、
お暇な方、
お付き合いください(*'ω'*)
さてさて、問題のこのパリ出動前の晩餐シーン🕯
もういちど見てみましょう。👇
【ベルサイユのばら 電子版 8巻】
タイムライン的には、アンドレをはじめ侍女さんとかが食卓のセッティングをしているので、これから晩餐が始まる前の準備段階ですね。
すでにオスカルと父上は食卓についていますが、
映り込んでいないだけで、
たぶん母上もいるのでしょう。
...ということは、
食卓を囲むのはオスカルとその両親の3人ということになります。
このシーンでのメインの出来事は2点☆
● まず、テーブルマスターであるこの家の当主であるオスカルの父将軍が、
アンドレを家族(貴族)の食卓へ誘う。でもアンドレは断る。
● オスカルがアンドレを、この後の時間に自分の部屋へ誘う。
さてさて2つとも、
「アンドレを誘う」という点では同じ行為です。
そして誘う相手は、
アンドレの未来の義理の父と
アンドレの未来の妻
といった構図。
父と娘がアンドレに対して、
「誘う」という、同じような行動をここではとっています。
(父先攻、娘後攻 ⚔)
...でですね
父上のセリフやその様子をじっくり見ていたら、
こんな妄想をしてしまったのです…
父上、アンドレを一緒に食卓につくように誘ったのって、
身分違いゆえ、自分の娘であるオスカルと結婚させてあげられないけど、
結婚式の代わりとして、このお誘いが
親として義理の息子にできる精いっぱいの贈り物だったのかな?
って。
イメージとしては、
結婚式はあげさせてあげられないけど、
家族だけのささやかなお祝いの食事会(披露宴?)は設けてあげたい
みたいな?
なんかこの父将軍とアンドレのやり取り、勝手ながら&なぜだか、
「結婚(式)」のイメージと重なってしまう…
(ええ、私的妄想ですが^_^;)
ここから怒涛の超深読み大妄想劇の始まりですが(笑)
このシーンって、オスカルとアンドレにとって、
ジャルジェ家での、
そしてその短い生涯においての
「最後の晩餐」シーンなのですね。
将軍にとっても、
2人は明日、革命前夜で混乱を極めるパリへの出動命令が下っており、
この夜が、自分のすべての情熱を注ぎこんで育てた娘との
「最後の晩餐」になるかもしれない...
「最後の晩餐」といえば、有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの絵画✟
これ👇
【ウィキペディアより】
イエス・キリストが十字架にかけられる前夜、
イエスが12人の弟子たちと共に食卓につき、
この中の一人がわたしを裏切る、と
予言した瞬間が描かれているのですが、
この画のモチーフは新約聖書✟の中のお話をベースにしています。
...で、聖書の中の最後の晩餐のシーンでの重要なポイントは、
イエスによる「裏切り者がでるよ預言」だけじゃなくて、
その宣言の後に、
イエスがパン🍞をさいて
「取って食べなさい、これは私の体である」
そしてワインの杯🍷を取って、
「皆、この盃から飲みなさい...私の契約の血である」
そう、キリスト教会の礼拝の(特にカトリック)一番重要な儀式である聖餐式(参加者で主である神の食卓を囲んで、パン🍞=キリストの体とワイン🍷=キリストの血を分けあう儀式)の起源として受け継がれているお話。
...で、この儀式の目的みたいのが、
その食卓を中心にしてキリストの体と血をいただき、
神につながる、命を与えられる、
その先に信者同士のつながりがあり、
その先に個人個人さらなる世界との繋がりがある
そう、「つながり」の儀式と言えなくもない。
...で、カトリックとかプロテスタントでもカトリック寄りの教会の結婚式では
この聖餐式を結婚式の後半でするの。
そういえば以前書いたアンドレの怒涛の愛の告白劇と毒ワイン事件🍷
両方の事件の底の方に、「結婚」のイメージや、
アンドレ本人も気づいていないかもしれないけれども、
彼の結婚願望みたいなものがちらつく!
といったことを書いたことがあったのですが、
毒ワイン事件のアンドレのあの謎のゴージャス服
わたしには勝手に結婚式の衣装のように見えるし(笑)
これ👇
【ベルサイユのばら 電子版 6巻】
しかもアンドレ、ワイン🍷まで用意しちゃうから、
あれ?これって聖餐式含む教会での結婚式っぽくない??
なーんて妄想してしまったのですが^_^;
例のジャルジェ家の最後の晩餐シーン…
【ベルサイユのばら 電子版 8巻】
貴族の館だからあたりまえといったらあたりまえなのだけど、
なんか結婚式や教会を思い起こさせるようなアイテムがてんこ盛り☆
燭台、ろうそく🕯→教会っぽい✟
正装した花嫁の父親
正装した花婿(アンドレの正装はこの使用人の服)
テーブルの花
などが結婚式っぽいし、
豪勢な食卓の感じが披露宴っぽいし、
あと、右の食卓準備中の父上の頭の後ろに燭台の光が反射して描かれていて、
なんだかこれが、フレスコ画とかに描かれる後輪(?)に見える…
こういうの👇
【YouTubeより】
父上👇
【ベルサイユのばら 電子版 8巻】
なんかもう、父上、父なる神で神様役なのかしら?
(笑)
厳しくて罪を与える神から、
命を与え、全てを受け入れる慈愛の神??
ちょっとそのあたりはよくわからないのですが^_^;
妄想族のわたしには結婚式のイメージをほうふつとさせる
小道具たちに見えてしまう…^_^;
...と、そんなことを妄想してしまったのでした(*'ω'*)
そう、あとはオスカルのシャツ姿の謎ですね!!
貴族の晩餐というドレスコードが絶対ありそうな公式の場に、
オスカルだけなぜだかシャツ姿。
...でこんなことを思い出したの。
そういえばオスカル、このシャツ姿で
その後のベッドシーンを迎えるの
【ベルサイユのばら 電子版 8巻】
たぶんオスカルにとってこの夜が、
アンドレとの結婚式のつもりだったのだろうと想像するのですが、
たぶんこのシャツ姿、
オスカルにとっての
結婚式の衣装だわ!
と大妄想が始まる…(笑)
そういえばエピソード編で、オスカルが見た幻の中に、顔もわからないこれまた幻の相手との教会での結婚式を見てしまうシーンがあるのだけれども、
そのときの衣装は…
【ベルサイユのばら エピソード編 III】
まあ、たぶん当時の貴族同士の結婚式での衣装のスタンダードが
こんな感じなのでしょう。
相手は幻なので顔が分からず、
仮面かぶっている姿で描かれているのかも。
さてさて、実際のオスカルとアンドレは身分が違い、
もう身分などを超えたところで
自分のこれまで生きてきた貴族社会の慣習を超えたところで
オスカルは結婚を決意した
そんな様子がうかがえるのですが、
きっとオスカルにとっての花嫁衣装は、
何もないアンドレにつり合うような、
こんなシンプルなシャツ姿でよかったのかも知れないです(*'ω'*)
たぶんこれが2人にとっての結婚式の衣装ね❤
なんと妄想しつつ、
いいね🌸と思います。
...と想定すると、
あの最後の晩餐をこのシャツ姿でオスカルは出席していたけど、
あの場ですでに花嫁衣裳で参加みたいな感覚でいたの?
なんて妄想が始まり...
父上はあの食卓でジャルジェ家の当主として、
自分の娘の結婚式、もしくはそのれかわる結婚のセレモニーの場と考えて
アンドレを食卓に誘ったのだけれども、
オスカルはオスカルで、
この後自分はアンドレとの結婚式としての一夜を
計画していているのだけれども、
それはアンドレと2人きりで行うもので、
家族が関われる部分が全くない。
オスカルは、アンドレとの(想像上の)結婚を旧体制の中の貴族の家同士の結婚みたいなものから切り離して、もっと個人的なものとして、愛❤をベースにしたものとしてイメージしているような印象を受けるのですが、
それ以前のところで、オスカルは
結構両親との心の結びつきも強い様子がうかがえました。
末っ子だしね。
なので、もう大妄想劇なのですが(笑)
オスカルは自分の結婚に、少しだけでも家族に関わってほしくて、
あの晩餐の場に、自分の想像上の花嫁衣裳であるあのシャツ姿で参加、
父上とは別のところで、披露宴みたいな感覚でいたのじゃないかしら?
なーんて、大妄想をしてしまいました^_^;
アンドレをあの場で自分のお部屋へ呼んで、
両親の前での公開プロポーズにも見えなくもないですが、
おもしろいのがオスカル、その前に展開されていた
父上とアンドレのやり取りをめちゃくちゃガン見している(笑)
父上も自分と似た感覚であの場にいることを
(晩餐の場を2人の結婚の祝福の場にしたい)
あの一連の2人のやり取りを見ながら感じていたのかも、
なーんて妄想してしまいます(*'ω'*)
いやいや、もっと果てしなく妄想の範囲を広げると(笑)
もし前回の記事で書いたように、
アンドレがオスカルを父上から託されたことをすでにオスカルに話していたら、
2人は父上公認の仲なのだということをオスカルはすでに分かっていて、
この晩餐の席での父上の発言を聞いて
ああ、アンドレの言っていたことは本当だったんだな、
と気持ちが大きくなって、
もう両親の前でアンドレを部屋に呼んで、
このあとの展開(自己流結婚の段どり)を
両親に事前予告的にしたのかなーとも妄想できる。
(笑)
さらに、もっともっと深読み妄想劇場を展開すると
こんなとんでもない妄想が!!
将軍はこの1,2週間前に廊下でアンドレと立ち話をして、
2人の結婚を許したいような、
アンドレにオスカルを託すような発言をしていたのだけれども、
どうしても2人の関係をサポートしたくて、
(後継ぎも欲しいし!)
パリ出動の命令が下った日、
たぶんオスカルは父上にその報告をしていて、
その際父上が、
自分は貴族として2人の結婚を正式に認めるわけにはいかないけれども、
本心では結婚させてやりたいと思うし、
そうできないことが残念で仕方がない。
でも、全力で2人のことはサポートしたい。
どの道おまえはジャルジェ家の跡取りで次期当主だし、
アンドレは今のままお前の側で仕え続けると思うので、
このままこの屋敷内では実質夫婦として期間を過ごすことは賛成だし、
もし子どもができたら、そのときはそのとき!
ジャルジェ家の後継ぎにできるように手は打つので、
安心して2人で愛を育んで生きて行って欲しい。
なーんてことをオスカルに語ったのかしら?
なんて大妄想してしまいました(*'ω'*)
将軍、エピソード編見る限り、
アンドレなんて足元にも及ばないほどの
愛に対して激情家さんタイプみたいだし(笑)
(ついでに母上も❤)
いや、もうただの妄想です。
二次創作の世界に足を突っ込んでいます(笑)
まあ、将軍との会話はなかったにしろ、
オスカルは晩餐の席についたときにはすでに、
この後アンドレと一晩ともにして
アンドレの妻になろうと決心していたとは思われるので、
もう花嫁衣裳であるあのシャツ姿で晩餐に臨み
ひそかに家族にもその結婚を前倒しで祝福してもらう🌸
(そういった雰囲気を味わいたい)
そんなイメージだったのかしら?
なーんて超深読み妄想劇場でした(*'ω'*)
ひょっとしたら、原作者さんの中には別に結婚式のイメージも
キリスト教的なイメージもなかったのかもしれないけれども、
ベルばらのストーリーの重要なエピソードのあちらこちらで
勝手に「結婚」のイメージを感じ取ってしまうわたし
原作者さん、高校生のときから自分で教会に通っていたらしいので
深層心理の中でキリスト教的なモチーフが浮かんできて、
無意識でストーリに盛り込んでいる可能性もあるし、
原作者さん自身は恋愛に奔放に生きているイメージだけど
でもなんというか、
無意識的に、保守的な(?)結婚観みたいなものを持っている、
もしくはそういったものに憧れる(?)人なのかもしれないのかも、
なーんて想像してしまうことは多いです
長くなりましたが、
このシーンにおける妄想は
全部出し切りました(笑)
すっきりしたところで、
パリ出動後の記事に戻りたいと思います(*'ω'*)
一旦落ち着きます…(笑)