さてさて、アンドレの「契りたい」発言からいろいろ考える☆シリーズが
想像以上に膨らんでしまいましたが^_^;
ようやく完結したので、
放置されたまま、すでに1か月近く経ってしまった
フランス革命記念日に関連する考察に戻ろうと、
意識をベルばら歴での時間を先送りしていったのですが
その途中で気になるシーンを発見してしまった…|ω・)
なのでさっそく寄り道...(笑)
あのシーンです。
オスカルのパリ出動前の最後の晩餐の席で
オスカルがアンドレを自分の部屋へ誘うシーン
これ👇
【ベルサイユのばら 電子版 8巻】
これ、前々から気になっているシーンだったのです|ω・)
なぜって…?
だってオスカルが、貴族の家族の晩餐というある意味公的な場所で、
両親も同席しているにも関わらず、恋人を自分の部屋へ呼んでいるの…
壁|ω・)
おそらく、わたしが何でこのシーンを気にするのか?の背景に、
たぶんこのシーンの理解の前提としての
オスカルとアンドレのこの時期の関係性に関する思い込みがあって、
それが…
この2人は身分違いの恋だから、
アントワネットとフェルゼンみたいに、
人目を忍んで愛し合っていたのではないか?
という思い込み
だから、
えっ!? オスカル💦
こんな公的な場で、しかも両親の前で、
他の侍女さんとか使用人の皆さんにも聞こえているかもしれない空間で、
アンドレをお部屋に呼んじゃうの!!??(゚д゚)!
と、焦ってしまっていたのでしょう
ちょっと冷静に考えてみよう!
オスカル、別にこの場でアンドレをお部屋に呼ばなくても
よくないかい??
だってチャンスはこのあといくらでもあるじゃないか!
晩餐後、アンドレは後片付けのためその晩餐の部屋に残るだろうし、
オスカルはその後の彼がいる場所だってだいたい見当つくだろうし…
だから危険を冒してまで、この場でアンドレをお部屋に呼ばなくても
別にいいのでは??
後でこっそり、
廊下なりで伝えればいいのでは??
なーんて思っていたのです
でもね…|ω・)
よく考えたら、この2人の関係が身分違いゆえに
忍び合うような恋だったなんてどこにも書いていなくて、
えっ!💦 ひょっとして、この2人
結構オープンな関係だったのでは!?
なーんて妄想劇場が始まってしまい(笑)
ちょっと、そのあたりのことについて
少しだけ考えてみたいと思ったのです(*'ω'*)
では、もう一度、
このシーンをよく見てみます☆
はい、ドドーん!!👇
【ベルサイユのばら 電子版 8巻】
晩餐のシーン☆
2ページに満たない短いシーンなのですが、
いろいろとおもしろいな~という発見はありました。
まず、この晩餐の前のシーンから見てみたいのですが、
あらすじは以下のように描かれています☆
オスカルの肖像画が完成し、
ジャルジェ家の皆さんがその発表に立ち会い、
オスカルが咳き込んで吐血、
自分のお部屋に立てこもってしまう。
アンドレはこの一連のシーンでなぜだかセクシーシャツ❤
お屋敷内での自由なふるまいを見せつけておりましたが(笑)
この晩餐のシーンでは、いつもの使用人の服をきっちり着こんでいる。
将軍もばっちり貴族の装いで、
そういった表現からも、
貴族の晩餐の公式性を表しているようです。
この2人、すなわち、
将軍とアンドレの服装の組み合わせで思い出すのは…
はい、このシーン👇
【ベルサイユのばら 電子版 8巻】
パリ出動の、おそらく1-2週間前...
例のオスカル成敗事件以降、
おそらく初めて言葉を交わしたのであろう
ジャルジェ将軍とアンドレの2人。
このシーンで将軍は、
「おまえが 貴族でさえあったら…」
と、オスカルとアンドレの結婚を許すような、
さらには望んでいるような発言をし、
そしてアンドレにオスカルを託すのですが、
このときの2人の服の感じが、晩餐のシーンとよく似ていて
(同じではない)
なんか、晩餐シーンがこのシーンの違った形での再現なのかしら?
なんて妄想族は勝手に妄想してわくわくしてしまいます(笑)
晩餐シーンでも将軍は、
パリ出動前の最後の夜だからと、
使用人のアンドレを貴族の家族の食卓へと誘っているの。
これはおそらくかなりあり異例のことで、
宮廷👑でも、
そのミニチュアのような貴族の家庭でも、
食事はただ食欲を満たす場だけなのではなく、
その食卓を囲むもの、
その外側にいるもの(給仕係とか)などの
力関係、順序づけを行う場であり、
確認する場であったハズ。
なので、いかにアンドレが将軍にとっては母親のようなばあやさんの孫で
(わたしの脳内では、ばあやは将軍のばあやさんでもあったと妄想している)
ちょっと家族みたいな気安さがあるからといって、
ジャルジェ家の当主である将軍が、
使用人であるアンドレを食卓に招くことはあってはならないし
あるハズがない出来事なのだと思います。
でも、このときの将軍にとっては、
アンドレはもうオスカルの婿扱いみたいに描かれている
(...ように見える)
パリへ出動する=オスカルのアンドレも命を落とすかもしれない
そんな危機感は将軍にもあったと思うので、
2人が出動してしまう前に
アンドレを家族の食卓に招いて
形だけでもオスカルの婿として、家族として、
一緒に食事をしたかったのかもしれません。
将軍、よっぽどアンドレのこと
好きね(*'ω'*)❤
そして娘の幸せも
願っているのね🌸
そりゃあ、結婚させたいよね。
後継ぎも欲しいしね!←(たぶんこれが大きい(笑))
…で、おもしろいのが、
将軍とアンドレは正装をしているのだけれども、
オスカルだけシャツ姿なところ(゚д゚)!
今まで結構あっさりこのオスカルのシャツ姿をスルーしていたけれども、
貴族の晩餐は公的なものだと想像すると、
これはかなりありえない服装。
ドレスコードを違反しまくっている…
そしてさらには、家族の格式や、
当主である将軍を軽んじる行為にも思える…
本来ならば、
当主である父将軍が
「オスカル、なんだその恰好は!! 晩餐の席へそんなラフな格好で来るとは!
部屋に帰ってきちんとした身なりを整えて戻ってこい!」
とかなんとか言ってもいいシーンだと思うのです。
でも、父上、スルー(゚д゚)!
気づいていないのかな??
もう、アンドレのことで頭がいっぱいで、
娘のことは見えていないとか…(笑)
いや、見えてはいるのだけれども、
ちょっと前に自分の手で成敗しかけてしまって申し訳ない気持ちがあり、
ずーっと晩餐に顔を出していなかったオスカルが
出動前にやっと晩餐の席に参加してくれたのだから
ここは黙って受け入れよう、
みたいな思いが将軍にはあった! なーんて
妄想できなくもない??
^_^;
はっきりとはよくわかりませんが、
さらにおもしろいのが、
将軍がアンドレを食卓に誘って、
アンドレは目がみえないことを知られたくなくて
その申し出を断る一連のシーンを
オスカルがものすごくガン見していているの(笑)
【ベルサイユのばら 電子版 8巻】
...で、その直後、アンドレが自分の後ろを通過した際に
あとで自分の部屋へ来るように誘うというか、
告げるというか、命令するというか…^_^;
オスカル、ナプキンを整えながら?
整えるふり(カモフラージュ?)して?
アンドレに話しかけているので、
他の人には聞こえないよう、
こっそり伝えたつもりなのかしら?
いや、たぶん誰かには聞こえていると思うけど…^_^;
そしてさらに、そのオスカルの言葉に、
よくみたらアンドレ、気づいてはいるけど返事をしていないのね。
そしてオスカルは目を伏せて話しかけていて、
アンドレが聞こえたのかも確認していない。
うーん、不思議なやりとり(笑)
もうこの2人にしか通じない
特別なコミュニケーション方法なのでしょうか?
このあと、アンドレが離れた後、
彼の後ろ姿をガン見しているオスカルの顔が描かれていましたが(笑)
ここくらいまでで
もう妄想が止まらなくなってしまったわ…
そう、この2人、
関係が結構オープンなんじゃないか??
(゚д゚)!
...と、このシーンを詳しく見終わったところで、
これまでの2人の関係性について少し考えてみたいと思います☆
以前記事にしたのですが、アンドレって昔から、
オスカルの部屋にフツーに入り浸っている間柄🌸
こういうのとか👇
【ベルサイユのばら 電子版 4巻】
たぶんこのときのアンドレ、
仕事抜けだしてオスカルのお部屋で油売ってる(笑)
しかもオスカル、無防備にもベッドに寝っ転がっていて、
アンドレがそのそばでくつろいでいるし
(もうペットの域??(笑))
こういった、アンドレがオスカルのお部屋に入り浸っている光景は、
例の(性暴力を含む)怒涛の愛の告白をした後でも変わらず、
【ベルサイユのばら 電子版 6巻】
相変わらずアンドレ、
お仕事の合間(?)にオスカルの部屋に入り浸っている。
こいった光景を目の当たりにしていると、
2人が両想いになった後もアンドレが
オスカルのお部屋に入り浸っていたとしても、
誰も気にしないのではないか?
なーんて妄想してしまうのです。
逆に、両想いになったからと、
アンドレがオスカルの部屋へ行かなくなったら、
逆に皆さん怪しむわ…^_^;
なのでたぶん、時間が合えば、
アンドレはオスカルお部屋にいたんじゃないかしら?
まあアンドレは使用人としての仕事も忙しいので、
そうしょっちゅうとはいかないと思うけど、
でも、思った以上に一緒にいた気もします。
さらに原作を読み返してみると、
この2人、あんまり2人の関係を隠そうとしていないような描写もアリで…^_^;
【ベルサイユのばら 電子版 8巻】
言い争いになったかと思えば(オスカルが一方的にキレていたが)
急にラブラブモードに突入し、
廊下でキスしちゃう❤
( ゚Д゚)💦
この場所、オスカルが肖像画のモデルになるために服を着替えるために出てきた
ばあやさんのお部屋のドアの真ん前、つまり廊下!(゚д゚)!
絶対に侍女さんとかいるでしょうに、
2人はお構いなしにキス❤をしてるし、
ばりばりラブシーン💗を展開しているので、
こういうのを見せつけられると、
忍ぶ恋だとは思いづらいわ(笑)
お屋敷内は狭い世界。
絶対に侍女さんとか使用人とか、
恋バナ関係には敏感だと思うのです(笑)
アンドレに❤飛ばしていた侍女さんもいましたしね。
侍女たちはアンドレの恋愛には絶対敏感なハズ!
そういった様子をお仲間事情を熟知しているであろう
お屋敷勤めベテランのアンドレは、
もしオスカルとの恋が忍ぶ恋だとしたら、
細心の注意をはかり、
もしオスカルが人目に付く場所でいちゃいちゃしてきたら
さらっとかわして
うまくオスカルのお部屋へ移動して、
そこでいちゃいちゃすんじゃないかしら?と
深読みしてしまう(笑)
さらに、ここでもいちゃいちゃ❤👇
【ベルサイユのばら 電子版 8巻】
このシーンの前でも2人は結構本格的に言い合いになっていて、
この場所、1階の回廊のところでオープンなスペースのようなので、
誰か目撃してしまってもおかしくない場所だと思うのですが、
2人、どうみても恋人の距離だわ…(*'ω'*)
関係を隠そうという緊迫感がゼロ...(笑)
...で、もう大妄想の極みなのですが(笑)
たぶんこの2人…
オスカルの父上が2人の関係を認めていること知っての上の
いちゃいちゃモードだな|ω・)
2人がばあやさんの部屋の前でキス❤してるシーンの直前のシーンが
オスカルの父将軍がアンドレにオスカルを託す、あの名場面
なので、アンドレはすでに、
自分がオスカルの父上でジャルジェ家の当主である将軍から
オスカルのパートナーとしてお墨付きであることを分かっている。
...でたぶん、アンドレはそのことを
オスカルに話したな…
(笑)
そのあたりでもオスカルとアンドレは
2人になる機会はたくさんあったと思うので、
あっ、そういえば今日...
って感じで、アンドレは、将軍が、
元気にやっているか心配していたことをオスカルに伝えつつ、
たぶん、その後の展開も語ったに違いない
なーんて妄想してしまう(*'ω'*)
オスカルは結構なファザコンだし
父親から認めてもらいたい欲求が強いところがあるみたいだから、
父上がO.K.となったら、
もう最大限、アンドレといちゃいちゃしたいでしょう!(笑)
父と娘の関係はちょっと複雑なところがあるようなので
(父上、オスカルのこと、マジで殺しかけたしね^_^;)
父上はオスカルに直接自分の気持ち🌸
すなわち、
2人の関係を祝福したい気持ちは伝えられないと思うので、
それでアンドレを使ったのかしら??(*'ω'*)
アンドレに自分の気持ちを言っておけば、
すぐにオスカルに伝わりそうだものね…^_^;
家父長制度が色濃いこの時代、
娘の結婚相手を決めたり、
結婚の段取りしたりするのは
当主である将軍の役目でしょう。
家長以外の家族は、
家長の決定に従うしかない。
でも裏を返せば、
家長がO.K.なことは
オールO.K.!?
なので、平民のアンドレとオスカルが深い仲になるのも
父上がO.K.なら、もれなくO.K.!?
|ω・)
オスカルもアンドレも、
そんな旧体制の時代を生きてきたので、
父上の合意の支えもあると想定して、
2人の仲をオープンにしていた可能性もゼロじゃない!?
なーんて、妄想してしまいました(*'ω'*)❤
もう、ただの妄想なのですが、
まだまだ、さらに妄想は続きます!!
ちょっとこの後、
オスカルが晩餐でなんでシャツ姿だったのか?
深読み妄想劇場を展開したいと思いますので、
一旦ここで切ります☆
パリ出動まで
全然たどり着けません
(笑)