このお正月

もちろん、どこにも行かず

ひたすらお散歩していたわたし


子供たちが来ても、お昼の用意をしないと

面倒で大変だし


もちろん、夫の田舎に行かなくて良いだけで

それだけで、めっちゃ幸せなんだけど


お正月、楽しみな人もいるのかな?


うちは、親兄弟が遠くにいて

なかなか会えない

そんなジレンマをいつも、抱えているし


うちの父が生きているうちは

実家の岡山に帰省しても、車でドライブに

連れて行ってくれて


どこかの、レストランに親兄弟と

行くだけで、それが普通のレストランでも

その瞬間は、やっぱり一番大切で

嬉しかったし

その瞬間は、とっても安心して

心からほっとできる


なによりも、どんな時にも

やはり岡山の家族に会える時間は

時間が経つのが早くって


でも、もしそれが、お正月でも

いつでも、慣れた場所で

心から愛されている人々に囲まれて

そういう日常がずっと続くと


たぶん、わたし、実家に甘えて

何でも人に頼ってしまい

同じ場所だけしか知らず


そして、

いつまでも、この歳で

親が生きていてくれて

それが普通になったなら


いろんな人の寂しさとか

悲しさとか

誰にも頼れないから、何があっても

踏ん張る事とか


出来ない自分でいたろうな


暖かい場所があるって

それはきっと普通じゃなくって


早くから、ヤングケアラーで

子供の頃から親を支えることが

当たり前で


世の中幸せばかりじゃなくって

幸せな人もいるかもしれないけれど


理不尽な事や、不公平な事や

不幸せもたくさんあって


ぬくぬくしていると、わからないこと

理不尽を味合わないと分からなかった事


そして、理不尽や不条理がある事で

より成長できる自分があって

ありがたいと、感じることが出来るんだ


早くから親を亡くした人々もいて

元気で生きていてくれるのが

当たり前じゃないってつくづくそう思う



この町ゆく、ひとたちにも

幸せだけど、それに気がつないひともいるし

寂しくても、一人で誰にも頼らず

一人頑張っている人もいる


寂しいけど

何も無いけど


夫の実家でお手伝いしていた頃の

事を考えると

やっぱり今は、煩わしくなくって

それを幸せに思わなきゃ


生まれる場所と、その環境は

ほんと、めっちゃ、色々で

不公平だと思うけど


他人を羨む事なく

また、小さな悲しみを見逃す事なく

残りの人生、自分自身はいつも自分を見てるから

その自分に恥じないやうに

誰が見ていなくても、胸を張る事ができる

自分でありたい


孤独や寂しさは、自分を成長してくれるんだ!



だからこそ

黄昏のこの美しさや、それに哀愁を感じられたり



その月は、ふるさとの空にも

見えているんだろうな

とほっとしたり



我が町の、ビルをみると

やはり、故郷の駅前とかぶってしまう


何もない、静かなお正月だったけど

今年も何もなく無事に過ごせる事だけを

祈っている、私がいる