11月の愛媛旅行です

萬翠荘
ホテルの正面にあるので、観光の最後に残しておきました。

大正11年旧松山藩主の子孫が別邸として建てた洋館です。
萬翠荘の正面には、裁判所が建っているので、この全景はホテルからしか見えませんよ。
正面の裁判所が、なんとも無粋な建物に見えます😅

裁判所脇の道を入り、洋館まで緩やかな坂を登ります。

ボランティアガイドのバッジを付けた方がいて、いろいろ説明をしてくださいました。

ここは、夏目漱石最初の下宿跡

そばには、漱石が飲んでいた井戸
小説の中の坊っちゃんもこの井戸のお茶を飲んでいます。

何を隠そう、坊っちゃんを読んだのが最近なので😅
まだ記憶に新しいです。

ガイドさんが、
坊っちゃんが松山で褒めてるのは、道後温泉だけなんですよ」(・へ・)
と、少し忌々しそうに

(*^_^*)確かに、現代なら絶対コンプライアンスに引っかかる😅
東京の都会目線から松山を見下してますものね。
当時は東京と東京以外の格差は大きかったはず(私が住んでいる地域は、当時はたぶん雑木林😣)
ガイドさん「坊っちゃんの給料は、今の金額だと80万ですよ。校長は60万
だから態度もデカい…と😄

でも、松山は気分を害すことなく、坊っちゃんは松山の観光大使ですね👏

萬翠荘に着きました
てっぺんの避雷針は、松山藩の大判小判を溶かして作られたそうです。
ええ!!😵
コレがあったんですよ、と、ガイドさんが親指と人差し指で輪っかを👌

王子とツバメを思い出しました。ツバメよ、この金を剥がして、下々の者に与えよ


ゲストルーム
天井は漆喰、金が塗られた彫刻や、水晶のシャンデリア

昭和天皇も宿泊されたそうで、肖像画がありました。

階段を上がると、踊り場に大きなステンドグラスがあります。
ハワイに特注したと思われていましたが、日本製だったのがわかったのは、平成になってからだそうです。

お部屋のドアを開けると見えるようになっています。

萬翠荘
国重要文化財
愛媛県で最古の鉄筋コンクリート造り
フランスルネサンス様式の中に日本の美意識左右非対称を取り入れた洋館
映画バスカヴィル家の犬の撮影はここで行われたそうです。
時間がなかったので、ガイドさんには、超特急で解説をしてもらい、まだまだ見どころはありそうでしたが、お名残惜しく萬翠荘をあとにしました。


松山空港は高知空港より大きいですね。
ラウンジもありました。
ラウンジでは愛媛最後のオレンジジュース…
ではなく、
黄金色の炭酸などを飲んですごしました🍺

実質1日の松山観光でしたが、長年行きたかった愛媛に行けて良かったです。