何げない日常に潜む日本の文化 

小箒(こぼうき)編

マイク箒について、みなさんは普段考えたことはありますか?

昭和30年以降に、家電「三種の神器」という言葉が流行し、普段なにげなく使ってきた日常生活道具がいつの間にか消えてしまいました。今回取り上げるのは、天然の(もちろん無農薬)手作りの小箒(ミニほうき)です。江戸時代末期から箒(ほうき)は作られています。国産の材料で職人が作ったいろいろな箒。かって、町工場や農民が農繁期の副業として作っていました。現在は、国産のほうき草はとても貴重で輸入しています。室内の掃除は、はたき、和箒、ぞうきんがけというのが定番でしたが、電気掃除機普及の頃から、掃除の仕方は、急速に変化を遂げていきました。昭和の頃からそのまま使わずに残されていたものです。

 

 

 

 

 

懐かしの品    おしゃれな掃除道具

 

 

①小箒(こぼうき)

ほうきは電気要らずでコードも付いてなく、お掃除の間モーターの音もしません。ただ、草と床のすれるリズミカルな音だけがします。手軽にさっと身の回りを整える。箒はそんな暮らしのお手伝いをしてくれます。

 

 

*箒が紙製ちりとり「はりみ」にピッタリの幅なので一緒に使うと便利です。

 

 

 

②はりみ(紙製ちりとり)

ちりとりは「ほうき」の相棒。ちりとりの原型で名前は「はりみ」といいます。はりみは「実が入る」ということを連想するため、縁起物として昔から親しまれていました。非常に軽くて丈夫です。竹に紙を貼り柿渋を塗ったもので、静電気はおきなく細かいホコリを掃除することができます。

 

 

 

③ミニほうき

「ほうき」には、箒神(ほうきがみ)という神様が宿るとされ、妊婦のおなかをなでたり、産室に逆さに立てておくと安産になり、また、玄関に飾ると幸せをかき入れるとも言われています。実は「ほうき」は縁起物。そして、全て100%天然素材ですので、大切に使って頂いて、もうこれ以上使えないという時には、そのまま丸ごと土に還して頂くこともできます。

 

 

 

④短柄子箒

ウールや毛布やカーペットについた糸クズを取るのにも使えます。掃くときに程良い硬さと弾力性があり、また、しなやかさがあり使い心地の良いほうきです。

 

 

 

⑤小箒

ゆっくりとやさしく使って頂ければ、あまりパタパタと荒く強めにはたいてしまうと、抜けたり折れたりしてしまうことがあります。使いならしてくるとその辺の加減もだんだんわかってきますので、そうなるととても使いやすく愛着が湧いてきます。柄のところには、竹を巻いて手を保護するように作られています。

 

 

 

⑥ミニほうき

昔ながらの自然素材のほうきを、シンプルなデザインに仕上げたミニほうきです。敷居やサッシなどのお掃除にも便利。おしゃれなデザインで吊るしておいても気にならないので、しまいこまずサッと使える場所に置いておくのがお勧めです。インテリアとしても可愛いです。

 

 

 

⑦シュロ棒たわし

自然素材、町工場や農村の職人が作った素朴で使い勝手の良い日用品。細かいところまできれいにお掃除ができます。この束ね方が握りやすいのです。籠バックのお手入れなど、かご製品にとってホコリは大敵!カビの原因にもなります。シュロ棒たわしでサッと払い落としてあげて下さい。艶を出す効果もあります。

 

 

 

⑧卓上クリーナーブラシ

卓上に散らばる消しゴムカスや細かいゴミをやほこりを手軽にサッと掃除ができるのが魅力です。今はお子様でも安全・簡単・きれいにお掃除ができる便利な掃除用クリーナーが販売されています。スイッチを押すだけで使えるなど、便利な時代になりましたね。

 

 

 

⑨センメイブラシ(印判掃除台)

ハンコというのは、長い間使っていると知らないうちに汚れていきますよね。細かい汚れがホコリとくっついて、積もり積もって固まってしまうのです。汚れは、印鑑の劣化の原因となりますので、定期的に掃除をすることが長持ちの秘訣です。今は安価なハンコが売られていますので、印判掃除台を見かけなくなりました。

 

 

 

ブラシほうきの修理とお手入れ

穂先が曲がってしまったら、霧吹きなどで少し多めに曲がった部分に水をつけて下さい。こうして少しおいてから、その後手ぐしで元に戻して掛けておいていただくと、だいぶ元に戻ってきます。収納する場合は掛けて収納してください。現在もご家庭で、箒を使っていますか?懐かしい道具類が多くなりましたね。

 

 

 

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