お祝いケーキ  伝統野菜 “正岡屋のひいな”②

  日本国旗   野菜「ひいな」知っていますか

◇古くから優れた食材でありながら、消えてしまったり、消えつつあるものは多く。正岡屋では、150年以上前から代々「ひいな」という名の野菜を食べております。色は濃い緑で、大きさはシソの葉の2~3倍ぐらい。91歳で他界した父は「昔は皆食べていたけれど、ホウレンソウや他の野菜に押されて、いつのまにか見向きもされなくなった」と話しておりました。8月になると毎日のように食べています。毎日食べてもあきのこない味といえるでしょう。ひいなを知っている方、食べたことがある人はいますでしょうか・・・・・と1998年1月21日に愛媛新聞に投稿しました。後日、2名様から「食べたことがあります」と、嬉しい連絡がありました。

 

懐かしの品  ゆめみる宝石  先祖が残してくれた伝統野菜

 

 

①地元野菜“正岡屋のひいな”草姿の写真(撮影日8月7日)

土にじかに植えるほうが成長はよいようですが、プランターでもよく育ちます。正岡屋における夏期の重要な葉菜です。高温を好み、乾燥にも強い。

 

 

 

②鉢植えの草姿の写真(撮影日8月24日)

濃い光をたっぷり浴びた、濃い緑が美味しい季節▲調理方法は、さっと湯がいて、ごまあえや炒め物に。栄養満点、夏バテ気味の身にしみ渡って、ああおいしいビックリマーク命をもらう。

 

 

 

③地元野菜“ひいな”の収穫

午前中に収穫する。収穫したら食べてみたいと言われた人が数人いましたので、サンプル(ひいな)を箱に入れてお渡しする。試食して頂いた結果:美味しかったといわれる。その中のおひとりは、家族で食べて母親が「ひいなのおかわりを催促されましたよ」と笑って言われました。

 

 

 

*雑草のように生命力のある「ひいな」も一般の作物のように虫が付いたりしますが、非常に丈夫で消毒はしていません。先端部の若い茎葉をつみとって食べます。

 

 

 

 

④ひいな調理方法 おひたし・酢味噌和え

1. ふんわりとラップをし、レンジで加熱又は沸騰したお湯に入れてゆでる。

2. ひいなを食べやすい大きさに切り、湯キリ(絞り)する。

3. おひたしは花鰹やしらすをトッピング・酢味噌和えはからし味噌であえます。

 

 

 

⑤ひいなの調理方法 ひいなとえびのあげもの

1. ひいなの葉を細かく刻む(パン粉の代わり)

2. 生えびの殻をむく(漁師が獲ってきた新鮮な海老・地場の旬なもの)

3. 片栗にむきえび・生葉(ひいな)を混ぜ合わせ適当な大きさに整える。

4. 油でさっとあげる。カリっとしてとてもおいしい!

 

 

 

⑥今は亡き人の霊がこの世に戻ってくるお盆の料理に正岡屋では「ひいな」は欠かせません

1. みょうが・なす・ひいなを湯がきます。食べやすい大きさに切り次に絞ります。(みょうがもナスも植えています)

 

 

 

2. いりごまをすり鉢ですります。その中に調味料(醤油・甘味調味料)を入れ、絞った三つの野菜をすり鉢に移してあえます。お盆に、仏様にお供えして先祖に感謝します。この三つの野菜は仏様の好物だと両親から聞かされております。

 

 

 

 

⑦ひいなの冷凍保存

冷凍・冷蔵庫が発達した現在、「ひいな」をゆがいて冷凍保存をして、一年中食べることが可能になりました。

 

 

 

⑧「1月21日読者の広場にひいな知っていますか」を拝読しましたと、郵便局はがきが届く

メモ昭和初期(戦前)の子供時代に、祖父母が庭の畑に、「ひいな」をたくさん植えていまして、あのおひたしの味がわすれられず、今時、どこの店にも、どんな田舎でも、見たこともきいたこともなく、なつかしくてゝ是非食してみたくなりました・・・

 

 

 

 

おにぎり旬に育った野菜は、そうでないものと栄養価を比較すると、大変優れていることが現在明らかになってきています。季節的に夏は緑黄色野菜が育ちにくい時期だと聞いておりますが、炎天下でもすくすく育ちます。8月の盆月になると毎日食べることができ、食べてもあきがこない食べ物です。ひいなの調理方法は生でてんぷら、ゆでて、各種和え物にします。又、葉野菜「ひいな」と果物「オレンジ、バナナ、パイナップル」などよく熟れた旬の物なら何でもOk。水を入れ、ミキサーで混ぜ合わせた飲み物「グリーンスムージー」を美味しく作ることもできます。

 

 

 

 

富士山  お正月 神社

 

 

門松本年もご支援の程お願い申し上げます門松

 

 

トラご健康とご多幸を心よりお祈りいたしますトラ

 

 

愛ブログをご覧の皆様にとって素晴らしい一年でありますようにビックリマーク