今日から、何回続くかわかりませんが


私が妄想に妄想を膨らました、ある小説?(笑)を掲載していきます。


あくまでも妄想。妄想ですから!


♪♪♪


「前夜」



時計をみると、11時をまわっていた。


(また終電か・・・)

背伸びをしていると、後ろから


「お疲れ様。毎日遅くまでお疲れさまだな~ 目の下のくま、何匹目だ?」


「もう5匹は飼ってますよ・・・」


苦笑いをしていると、話かけてきた秋野会長も一緒に笑っていた。


「会長も寝る暇ないんじゃないですか?」


「まあ、な。こういう仕事は仕方がないからな・・・」


「帰ります!今日は飲み会、断ります!!!」


「わかったよ。くま、減らせよ(笑)」


「セクハラ!!!!!!」


秋野会長との飲み会はいつの午前様コースになる。


最近、続く対応で睡眠時間3時間続きの私は

肌もボロボロで、会長がいうように目の下も驚くほどくまができていた。


化粧で隠そうとするものの、これは午後5時くらいになれば

化粧直しでもしない限り、くまはほっこりと出てきてしまう。


私のような事務の仕事で、打ち合わせばかりの日々では

化粧を直す時間もなく

あっという間に一日がたってしまう。


「なあ、俺たちが決めた結果は、よかったんだよな」


珍しく会長が弱音を吐いた。


「良いかどうかはわかりませんが、良い方向へもっていくようにがんばります!」


するとまた、後ろから


「おお!!!若いっていいな・・・20代っていいな・・・」


真っ黒に日焼けをした戸崎社長。


「また自転車で帰るんですか?怪我とかしないでくださいよ。」


「人事は口うるさいな~ あれか、帰り道に怪我をしたら労災だろ???(笑)」


「労災の手続きは面倒なんですから。もうこの忙しい時期に・・・頼みますよ。」


私は小さな商事会社の人事部として3年前から働いていた。


最初は小さな会社だったが、この3年で大きく環境が変わった。


大きな会社になった秋葉商事は、人事も私一人では無理になりつつある。


今まで、こじんまりした、会長や社長という役職の人に

一事務員がフランクに話せるような会社であった。


それが魅力でもあり、また成長していく会社とともに

人事という部門で働けたことは、いい経験だと思っているし

この会社に入って後悔はしていないが・・・


会社が大きくなるにつれ、人は増えていったが、そのたびにトラブルに見舞われた。


でも、どうにかなってきたこの会社も、近頃起こっている出来事には頭を悩ましている。


人事を一人で背負ってきて

さまざまな苦難を乗り越えたきた私でも、

ここ最近、精神的にも参ることばかりだ。


今日、決めたことはもしかして、この会社の将来を変えるかもしれないことだが

しかし、不安要素のほうが私にとって大きかった。


この人事案を、この異動を関係者はどうみるのか。


そして、この異動とともに何が変わっていくのか。


すべては明日、彼女たちに話をしなければならない。


まだまだ、人事の夜は終わらない。


続く