もがいても

  

あがいても

  

手に入らないものがあることを知った夜

  

僕は小さく

 

無力で

  

空っぽだって気が付いた

  

  

孤独を埋めたくて

  

がむしゃらに突っ走ってみたけど

  

大きく開いた穴からは

 

刺すような風が吹き上がり

  

涙があふれた

  

  

痛くて

  

寒くて

 

怯えている自分に

  

情けねーなと溜め息ついた

  

  

震える僕の手を引いて

  

君はそっと微笑んだけど

  

返す笑顔もない僕は

  

ただ項垂れたまま

  

君の手の温度を感じていた

  

  

心は少し 楽になった