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「クリスマスなんてものはとうに存在しない。少なくともオレの中では。あのうそ臭い華やかさはきっとうそだからだ。フテてなくたってそのくらい気が付くだろう。
そして、それは当たっていた。
真っ暗闇に近いところで、オレは目の前に何かを差し出されたのに気付いた。
(ティッシューか……ありがとさん…)相手も見ずに黙って受け取った。
だけど、それは!
ものすごいものだった。確かにティッシューどころの重さじゃねー。
オレのでかめの手の中にすっぽり入るというのになんという重さのものだったか!
この後のことは、お願いだ。誰もくだらないなんて言わずに聞いて欲しいんだ。
オレの暗闇はそこで消えるということになる。ここが、闇と光を分ける分岐点だったんだ。
礼も言わずに受け取ったその代物は赤い表紙をしていた。
―――― 「聖書」。
これがうそ臭さにくたびれ果てたオレを癒してくれる「ほんとうのもの」だったんだ。」
突然ですが、本文スタート
引用は書いた当初のwordからです。
「だけど、それは!
ものすごいものだった。」
「ひとりじゃねえ。」の主人公、安藤隆が暗闇で何かを差し出されて受け取るシーンです。
それはですね
私も受け取りました。
国際ギデオン協会から無料で配布された聖書のことです。
ものすごいものです!
もはやボロボロです。
私自身が国際ギデオン協会から贈呈された新約聖書です。
今はインターネットを使えば無料で聖書が読めたりしますし、kindleで99円とかで買えますね。
でも、昔はそんなの無いですから、無料で配布されたらものすごい有難さでした。
前回の結論と同じく、聖書をお一人でも多くの方に読んでいただければ神様のお力が直に働かれると思うのです。
何事においても、その一助となれたらと思っています。
「12 というのは、神の言葉は生きており、力を発揮し、どんな両刃の剣よりも鋭く、精神と霊、関節と骨髄とを切り離すほどに刺し通して、心の思いや考えを見分けることができるからです。」
ヘブライ人への手紙 4:12
(日本聖書協会 新共同訳聖書より)
私が今頃過去の作品について語れることもないのですが、あと数日で消えちゃうので少し・・・
作品の本文は無料でダウンロードはできますが、そういえば表紙と裏表紙はダウンロードできないです。
裏表紙はこんなのでした。直しているうちに少し違う絵になってしまいました。
暗号じみたネタの書き込みが含まれます。
帯は私が作ったわけではなくて、デザインなどをお任せしました。
うちにある商品写真です。
97842860948232で検索をかけますと
<span style="color:#000073;">9784286094823 - 検索 (bing.com)</span>
となっています。
自分でアクセスして見つけたのですが、Amazonの英語表示の商品紹介が「Not alone」となっていて、あらすじも英語で書いてありました。どういう仕組みなのか分からないですひとりじゃねえ。だからNot aloneなのですね・・・
以上です。大変お世話になりました。
本当にありがとうございました。
ギデオン協会様にも心より感謝申し上げます。