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必要な熱の得方を失う
この焔は違う
方角を見失う
もしも生暖かさに
束の間安らぐのだとしても
懐かしいもの古いものは
私にとって
死霊の囁きまで含んでいる
この体温の低さが苦しみだとしても
何度でも魂が言う通り
一瞬何かを羨むのなら
そこから燃える焔は呪いの焔
出て行きなさい
歩きなさいと私に言うの
知らない人だらけが
孤独の苦しみと覚えたならば
私に言うの
こんなにたくさんの知らない人だらけの
平等な冷気の中に入って
知らない人の幸せ祈りなさい