quantityquantityあなたが空を見ながらあの空には三つの悲しみが在ると言ったそれから私はあなたをもっと知ろうとして四つ五つと悲しみを探したあなたには要らないもの質量を持てなかった悲しみが私の手に残る見知らぬ色の織物細かい縫い目二つの御手玉中身が見えないひとり空中に投げて受けるそんなことを繰り返すのは夜が囁く声を封じる時あなたを夢に見た夜明け他は何も見えない愛そうとして増えた悲しみ主が抱えている私には見えない高いところ