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opposite


絶対許さないと叫んだ
あの子の目が笑っていた
大事なことはみんな
天に預けたんだろう
シャリシャリ綺麗な音がするのは
凍り付くような孤独の空だけだった
騒いでいる 踊っている
ぜんまい仕掛けみたい
ここには何もありませんと
知っているからだろう
同じ表情をまた見に行くよ
いくつもいくつも見つけた
大事なことを天に
預けたあとの表情だよ
見守りに行くよ 寂しくしないよ
だってきっとみんな
いつかそうなるんだ
絶対許さないと傷つけた私の目が
あの子の目が
ただの空洞になった真夏の
孤独から降りて来た喧騒の
絶対許せないと叫んでいた
逆立ちしていたお祭り



2018年7月30日

(画像は著作権フリーのお写真を二枚お借りして加工しました)