中島らも「エキゾチカ」読了。

アジアのそれぞれ国を題材にした短編作品集。

それぞれのエピソードにその土地の臭いが付いていて、「深夜特急」にも似た空気感。しかし、フィクション。

なんとなく、中島らもの良さに触れる。

帰宅後、なぜが気分がいいので、そのまま映画鑑賞。

エミール・クストリッツア監督作品



「ライフ・イズ・ミラクル」鑑賞

場面、場面にひょっこり居る動物たちが、シビアな場面をコミカルな場面にし、ボスニア紛争という重い題材を扱いながらも、濃すぎるキャラクターたちを巧みに扱い、喜劇に昇華する演出で、ここまで笑いながら観ることのできる戦争を題材にした映画は初めてだ。

このクストリッツァ監督の映画は、「黒猫・白猫」に続き二作目だけど、ホントこの監督はいいなぁ。基本的にサウンドトラックとしてつかわれるのはジプシーミュージックで、それがなんともゆかいな空気を作る。

あと、上にも書いたばかりだが、ロバ、馬、犬、猫、熊・・・etcの素晴らしい動物たちが、愉快爽快。

例えば、冒頭のシーンで郵便配達人が、郵便を届けに家を訪ねるも応答がない。

そんで色々言いながらドアの前で立っていると、背中にドアが倒れてくる。

それで振りかえってみると熊が家の中で暴れていて、上のほうを見上げれば、そこの住人が木に死体となって乗っかっている。

この下手糞な文では、ホラー映画のワンシーンのような場面を想像されるかもしれないが、映像はかなり笑える。

全体として世の不条理を描きながらも、それをしっかり笑える映像にも仕上げている。

サラエボ紛争下が舞台だけど、出てくる登場人物がそれぞれ生き生きとしている。内容だけみれば悲劇ではあるが、作品として喜劇であることに徹したことで、遠く離れた日本に住む自分にとって、サラエボでの紛争というものにリアリティーを持たせてくれた。

それは、それは、不条理な世界だ。

戦争反対なんて言ったところで、人間の中に潜む暴力性は否定できない。

個人的には、理性はあまり信じてはいない。

ただ戦争は嫌だなぁ。が、戦後に生まれた自分の感覚。

と、なんかやや重めな話になってしまいましたが、この映画はそれはそれは素晴らしい作品ですよ、ちょっと長い映画だけど、おもしろいですよ。と、それだけのこと。


あ、そうだ!

いよいよ明日リー”スクラッチ”ペリー大先生とエイドリアン親分のダブ祭りに行ってきます。

今、思い出してテンション上がる。

さりげなく気分は上々な一日。