メイドバーに行くようになりました。フォロー中のブログの全てはそこのメイドさんのもの。(3月1日追記:後で登場する親友をフォローしました。)実物の方が可愛い珍しいパターンと感じている。
 始まりは2020年大晦日、年越しの約束をしていた親友の「行きつけのメイドバーの年越し限定コスを拝みたい」との相談に応じた形。いつか一度は行ってみたいとは思っていたこと、他でも無い親友の頼みということもあり、「いい時間で切り上げ、年越しは帰って二人で飲もう」との条件のもと合意。
 店内に入った瞬間に、緊張という概念に威圧されるかの如き空気に飲まれたのをよく覚えている。「お帰りなさいませ、ご主人様」は想像していたよりも堅苦しくなく、フレンドリーなものだった。この時点では萎縮してしまい、「こういう空間を好む人もいるのかな」との印象。
 女性が給仕してくれる、所謂風俗的な店は初体験であったため勝手もよくわからないまま乾杯のビールを頼んだ。この時親友がメイドさんにドリンクを勧め、3人で飲むこととなった。メイドカフェ・バーでは当然、乾杯の代わりに美味しくなる魔法「萌え萌えキュン」を行う。そんな常識すら持ち合わせていないため狼狽してしまった。説明を頂き、ビールに魔法をかけ口にすると、果たして私は魔法にかかってしまった。ドストライクのメイドさんが2名ほどおり、その人が主人として気持ちよく話を聞き、酒を飲ませてくれる空間を気に入らないはずもなく、年を越してしまうだけにとどまらず深夜まで飲み続け、その後も数回友人と共に帰宅する事となった。ただし、撮ってもらったチェキは私の顔のサイズが二回りほど大きく、普段なら酔いで真っ赤になるところ緊張で顔面蒼白である。

 1ヶ月ほど経ち、親友から突然「推しの卒業発表」の連絡を受けた。推し事の経験も乏しい私は衝撃を受け、「会えるうちに会いに行こう」との思いで初めて一人で帰宅する事と相成った。すると親友の同伴でない事に疑問を呈しつつ、名前を覚えてくれていた。覚えやすい名前であるがゆえに数回の会話で記憶される事自体は珍しいことではなかったが、それだけのことに大きな幸福感を覚えていた。その他にも髪型、服装の変化や始めたばかりのネイルケアまで指摘、絶賛してもらい沼と知りつつ沈むばかりである。
 あいにく推しの卒業当日は葬儀参列の為帰宅が叶わない事を歯痒く思いながら、また帰ろうと思うのである。推しの卒業ってどうすればいいんですか?

 通っている"メイドカフェ&バーぱにえ"は、(詳しい相場など知らないが)良心的な料金設定なのではないか思っている。が、学生が酒を飲むのに決して安いとは言えない金額を払っていることは事実だ。
 ただし、現時点で推しの存在はあれどこの店に対するこだわりを感じてはいない。要は「他でもいい(かもしれない)けれど、ここでいい。」の精神で帰宅している。もちろん「可愛い女の子が気持ちよくお酒を飲ませてくれる」のならそれはメイドに限った話でなく、知り合いでも良いがあいにくそのようなツテは薄い。
 そこにこのような店が繁盛する理由を感じてやまない。私を沼に引きずり込んだ親友も、就職に伴う田舎への移住、そこでの友人の少なさ、勤務時間の不規則性からくる友人との予定調整の難しさから、親しい者と仕事を忘れ会話する機会を失ってしまっていた。そこに同僚の紹介で帰宅したところ1ヶ月でVIPご主人になるほど気に入ったという。

 女性との関係もしくは会話相手の欠如が帰宅を誘発している様子が明らかであり、これは私も例に漏れない。という事で気持ちよく飲ませてくれる可愛い女の子がいたら連絡ください。きっと二人分払っても支払額はお釣りが来ると思うので、当然そうさせて頂きます。