自粛の残骸をほくそ笑むのが好きだ。
自粛期間というといつを思い起こすだろうか。私はもちろん通う大学の入構が一切禁じられ自宅に篭もりきった2020年4~9月頃を思い起こし、これを自粛期間と定義する。
この期間は多くの人が自分のあり方、隔離された社会との繋がり方を模索し、ほとんどがネット上にその結果をアップロードしていた。
正解や終わりの見えない感染症との戦いが長く続き、徐々に規制も自制も緩和していくのは当然のことだろう。生活様式は一定の痕跡を残したものの、元に戻りつつある。
この時、ネット上にアップロードされたものは痕跡として残る一方でアップロードという行為は習慣に至らず、更新が途絶えたもの -いわば自粛の残骸- を偶然見かける、と言ったことが多発している。もちろんこのブログというのもその例である。
残骸そのものは自粛期間のあまりにもくだらない思い出を想起させ、それが残骸と化していることは自粛期間からの脱却を想像させる。それが好きだ。