てのひらを読む 手相の歴史 手や手印が表す色々 ②
前回の続きです。(これまでの流れ)・手相学の現状では もっとも古いとされる文献がインド人の祖先である アーリア人や、バラモン教とかかわっていた。・バラモン教の儀式が、日本の密教・真言宗と関連があった。・密教の中では、手を使った 手印 を大切にしていて、仏と手の関係があった。――――――さて、調べてみると、古来のインドでは、手で自分の意思を表す慣習があったそうです。そして、前回の手印についてですが、わかりやすいサイトから引用します。やさしい仏教入門http://tobifudo.jp/newmon/shugyo/12gassho.html↓まず、密教での右手と左手とは?密教では、左手を私たちの世界 右手を仏様の世界 あるいは、左手を胎蔵界(たいぞうかい) 右手を金剛界(こんごうかい) (左:胎蔵界曼荼羅 右:金剛界曼荼羅)としております。(日本の密教・真言宗では、、、 現象世界を胎蔵界(物質世界・女性性・陰) 金剛界 (精神世界・男性性・陽) に分けながらも、本来は金胎不二(分けられない)としています。 そのために、如来・菩薩に礼拝する際の合掌は 左手(胎蔵界)と右手(金剛界)が離れないように、 指先を交差させて金剛合掌を組みます)この金剛合掌は、真言宗だけだそうです。この時に、十の指を合わせることの意味は、右手は仏、左手は凡夫の私たち、これが重なり、堅固に一体になるという由来なのです。また理と智、定と慧に当てはめることもあります。手を合わせるということは、、、陰と陽、男性性と女性性、火と水、光と闇など、仏と自分自身。性質のことなるもの・世界を合わせるということなんですね。玉ねぎのような、スライムのような、この宝珠(如意宝珠)というものがあります。(仏像やお地蔵様が手にしている、球形で上部が尖っている珠が宝珠)これが、実は、胎蔵界と金剛界の二つの象徴 という見方もあります。この如意宝珠は、仏教の経典では、宝珠は心の中で思い描いたものをすべて与え、あらゆる願いを叶えるとされています。火炎(火)の形と、水のしずくを合わせた形になっており、火(カ)と水(ミ)を併せ持つという意味になります。手を合わせること、祈ることの、大切さと絶大なパワーを感じますね!密教での指とは?五本の指には小指から地・水・火・風・空の五元素を割り当てます。小指 = 地 5薬指 = 水 4中指 = 火 3人差し指 = 風 2親指 = 空 1 そして、前回も出てきた 手印(しゅいん)ですが 手印(しゅいん)とは?手と指の組み合わせで、仏様の悟りの内容や働きなどを象徴的に表す方法を 手印 といいます。印相(いんぞう)契印(げいいん)密印、あるいは単に印と呼ばれることもあります。手印は数千を数えると言われます。ムドラーとは?また、ヨガでもサンスクリット語で「ムドラー(Mudra)」と呼ばれるものがあります。これも、手印(印相)という、手や指でとるシンボルです。参考にしたムドラーのサイトです。https://manabiba.tv/article/detail/152・小指は「タマス(暗い・重いなどの特質)」 5・薬指は「ラジャス(活動的・落ち着きがないなどの特質)」 4・中指は「サットヴァ(明るい・軽いなどの特質)」 3・人差し指は「アートマン(自我・真我)」 2・親指は「ブラフマン(梵・最高原理)」 1また、・親指は 神、大宇宙・人差指は 人間の意識の象徴。小宇宙、自我などという言い換えもでき、代表的なムドラーでは、親指と人差し指を結ぶことで世俗の世界と引き離すと言われているそうです。すべてをシャットアウトし、瞑想状態に入るということですね。右手と左手、指、手印、細部にまで、いろいろな意味がありました。今日はひとまず、ここまでです。愛をこめて今日も命と地球に感謝^^✙ マリア でした ✙