コリドー街に出陣した僕たち






しかし、、、






一歩、一歩、足を踏み出すたびに
自信を失って行く







そんな気持ちとは裏腹に


友人2人はどんどん声をかけて行く








1人、また1人と
声をかけ






断られては別の女性に声をかけ






そんな友人の勇姿を横目に
僕の身体は一切動かなかった







僕の友人は僕と同じ陰キャラだ






陰キャラだったはず






しかし、目の前で奮闘する2人をみて





情けないな








そして、、、









僕は生井先生にラインをしたんだ










生井先生の激励の言葉を聞いても
踏み出せない








すると







友人2人が僕の元に来て






『お前何しに来てんだよ!!!』

と、いきなり激怒したのだ





僕は


なんでこいつはいきなり
こんな事が出来るんだ



お前も俺と同じ陰キャラじゃねーか



なぜ100のテンションでいけるんだ



初のナンパ



20の力しか出せないのが普通だろ





そんな事を思い






いつの間にかコリドー街の真ん中で







声をあげて喧嘩をしていた










そんな鈴木の初コリドー街







僕にはやはりナンパなんて出来ない








結局1人も捕まらず







仲直りはしたものの






クラブには


女性など誰もおらず










なんの意味のない1日が
終わりを告げた


〜fin〜