5月から始めた介護施設の夜勤。
始めた当初は、車椅子ではあったけど元気だった利用者さんが、先日、物凄く呆気なく亡くなられた。
しかも、まだハッキリした死因は分かっていないところが不思議な一件。
当初、呼吸が浅い事から誤嚥かと思われたけど、病院では「誤嚥」ではないと言われた。
では、呂律が回らず呼びかけに反応なし、何かうわ言を言っていた事から、「脳」に関する疾患か?と聞けば、「脳」でもない。
医者から言われたのは、「尿路感染症」。
尿毒症と言うのもあるので怖い感染症ではあるけど、いわゆる「膀胱炎」などが最初に出てくる症状の病気。
でも、それだけで救急を呼ぶ程に意識レベルが下がるとなれば、やはり「脳」か「誤嚥」を疑ってしまうのだけど…。
しかし医者からは、どうにも一気に「死」に繋がる病名は伝えられなかったらしい。
聞けば、救急車の中での処置も意外とあっさりしていて、意識レベルが低い事以外は、心拍、呼吸、酸素レベルに異常はほぼ無くて、病院に着く少し前に酸素マスクを付けた位だったとか。
バイタル(血圧、体温など)も正常値。
救急を呼ぶ直前に測った時が、一番悪かった位でした。
前日に私が夜勤で入った時点から、呂律は回っていなかったのは確かで、意識レベルもあまり高くは無いと、素人でも分かるくらいでした。
ただ呂律に関しては、「口の中が痛い」と言う訴えがあったので、口内炎と口内の乾燥であろうと言う話になりましたが、あまりに痛がるので、近いうちに病院に行って見てもらう事にしていました。
それもあり、一応気になったので、ラインで兄と妹に話しておりました。
同じ会社ですし、兄はケアマネージャー(担当ではないけど)、妹は施設の責任者だったので。
その後は、一時間毎に見回って様子を見に行ったけど、行く度に頷いているのが不思議でした。
特に、脳障害がある方に多く見られる症状で、寝ている間も「脳」が勝手に体を動かすとか。
でも私には、誰かに話しかけられて頷いてる姿に見えていました。
だって、コチラの呼びかけに反応した時の頷き方だったし、何より時々「はい…はい…」と返事をしていたから。
これは、日勤さんからも聞いたし、頷くのも妹からLINEの返信で聞いたので、日常的な事だと自分に言い聞かせました。
なので、この時点では次の日には亡くなってしまうなど、考えた人はきっと居なかったでしょう。
ただ、私はぼんやりとした、なんだか嫌な予感だけはしていました。心配性だからだと言い聞かせていたけども。
次の日。朝ごはんの食事介助に行ったけど、とにかく起きない。全然起きない。
いつもは、やっと起きて返事をしてくれても、「いらない」「食べたくない」と言われるけど、この日は起きる気配がない。
耳も一気に遠くなったので、だいぶ近くで大きな声を出したけど、全く起きない。
でもこれは数日前からで、起きても「寝させてください」「昨日は色々あって疲れてるんです」と言われて、布団にくるまってしまうんです。
事が急変しバタバタと騒がしくなったのは、昼食が終わり、一番最初にこの利用者さんをお風呂に入れよう。となって、動き始めて直ぐでした。
騒がしくなったので部屋に行ってみたら、うわ言を言い、そのうわ言も何を言っているか分からない位に呂律が回っておらず、呼びかけに反応が無い状態。
妹が「何かおかしい」と、直ぐに動きました。社長は別の用事でこちらに向かってきていて、運転中の為、運転中のメッセージ。程なく到着。
担当のケアマネに連絡するも、数回かけ直しても出ない。直ぐに折り返し電話が来て状況を説明するも、直ぐには来れないと言われて、社長から判断を貰う事に。
社長は直ぐに「救急呼んで」と判断を下し、救急を呼ぶ準備に入りました。
責任者の妹が必要な連絡と書類を出し救急に連絡。ヘルパー二人が利用者さんに呼びかけを続け、私は邪魔にならない様に別の指示を出したり、前日からの様子を妹に教えたり。
利用者さんについてるヘルパー二人がやたらとテンパってて、風呂に入れる為に移乗させていたのを、今度はベッドに移そうとしてるし…orz
社長から「動かすな」と指示されて、慌ててそのまま声かけてるし…orz
てか、ヘルパーの資格持ってない私が、なんで指示出さなきゃならんの?
ペンライトを持ってなかったので、部屋の照明を利用して瞳孔の反応を見ると、反応が鈍い。
こりゃ益々やべー。と思ってる私の横で、ヘルパー二人が相変わらずのテンパりぶり…orz
救急が到着。騒がしくなって、他の利用者さんが心配して、部屋から出てきちゃった!
それを、ヘルパーじゃないのに機転を回して、レク室に案内してくれたのは調理の方。
ヘルパー二人も、救急に必要な事を聞かれた後は、レク室に移動。
私も邪魔になるから、見えるけど邪魔にならない場所に移動。
前日夕方からの様子を説明してる時にふと見たら、呼吸確保の為にあてがってた枕無いし!
頭が前にクッタリ倒れてるやん?!
おかげで呼吸が薄くなって、酸素量測定でエラー出してるし…orz
勝手な事ばっかして!もう!
結果的に、ストレッチャーに直ぐに横にする事になったけど。
そこからは救急と責任者だけのやり取りになるので、施設内は一応落ち着きましたぁ。
そこからは、全てが憶測で話が進められていく訳ですが、当初は昼食の「誤嚥」か「脳」の疾患だろう。と話してました。
何より、状況がそれを示唆していたもんで…素人なりに考察し、憶測だけど話してたんです。
がっ!!
病院について行った妹から来たLINEには、「尿路感染症だって。」の一文。
全員が、「へ?」ですよ。
待って?尿路感染症で意識レベル低くなったり、呂律が回らなくなったりするの??
尿毒症なら分かる。尿毒症なら短時間で亡くなる方も居る。
しかし、尿路感染症?尿に大量のバイ菌があるから、点滴でバイ菌殺してる…って。。。
でも、意識レベルは危険域。その日、ご家族は「今日が山です」と言われた程に危険域。
でも、尿路感染症。。。
安心して良いのかいけないのか。全く判断つかない結果に、目が点です。
その日は、社長も含め全員が「とりあえず、尿路感染症って事だから、大丈夫でしょう。」と思ったのに…次の日、ご家族から来た連絡は、「今朝、亡くなりました。」でした。
この利用者さんの事を、凄く心配している利用者さんが居るんですが、高齢なのと突然過ぎる為、施設では「入院中」と言う事になりました。
荷物を整理する時は、「入院が長引くから」とでも説明する事になるんでしょう…。
死因を調べてもらってるのか分からないけど、あまりに急速に寝たきりになり、寝たきりになってから亡くなるまでは、光の速さでした。
ハッキリ言って、こちらの頭もついていけません。。。
とにかく、死因が分かればスッキリするのかもしれないな…と言うのが現状です。
なんにしても、不可解極まれり…な一件でございますよ…。